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内容説明
ナチスドイツの支配下のオランダで、オードリーの一家は迫害される人々に心を痛めていた。ある日オードリーがバレエのレッスンに通うアンヘルム音楽学校が、レッスンを中止することになった。発表の場に同席したナチスの軍人をにらみつけたオードリーと彼女をかばったドリスは激昂した軍人に暴力をふるわれる。ドリスの父親が有力者であることを知った軍人はあわてて謝罪するが、オードリーはドリスを助けようとして手の甲に深い傷をおってしまう。長男のアレクは危険を覚悟で身を潜めて暮らしているユダヤ人の家族に薬を届けていたが、ついにナチスの軍人に受け渡し場所に踏み込まれてしまう。間一髪薬は隠しおおせたアレクだったが、当てが外れた軍人のリンチにあい、左手の骨と大事なバイオリンを砕かれてしまう。裏切り・密告がまかりとおるアムステルダムの町で誇りを捨てずに生きるオードリーたちの運命は。
目次
1 流れ行く花のさだめ
2 男なら命を賭けて
3 けだものたちの狂宴
4 手の甲に受けた傷
5 極秘のレジスタンス運動
6 散った真紅のわくら葉
7 瞑想曲をふたたび
8 アネモネ、君を愛す
9 音もなく訪れる運命
著者等紹介
石森史郎[イシモリフミオ]
1931年、北海道生まれ。日本大学藝術学部卒業。在学中に執筆した「晩鐘」がシナリオ作家協会新人シナリオコンクールに入賞。テレビ「ママちょっと来て」で脚本家デビュー。映画は日活「噂の風来坊」でスタート以来80篇を執筆。主な作品は「私は泣かない」「あゝゆめゆりの塔」「約束」など。テレビは、NHKテレビ小説「水色の時」、銀河テレビ小説「青春」等、一千本余のシナリオを執筆。映画「虹をかける天使たち」で初監督。芸術選奨文部大臣新人賞、毎日映画コンクール脚本賞、厚生大臣優秀賞、日本アカデミー優秀脚本賞など受賞多数
石森房枝[イシモリフサエ]
1959年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業
のわきねい[ノワキネイ]
10月9日、石川県金沢市生まれ。中学時代から漫画を描き始め、SFものから、ファンタジーコメディ、最近はヴィクトリアンラブストーリーを中心に創作活動。また創作中心のイベントでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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