内容説明
皇室の存在が無くなるということは、これまで我々の祖先が営々と培って来た日本人の生活・文化の総てが否定されるということになるのであり、当に日本消滅とならざるを得ない。日本消滅の時を齎さないためには、今は皇室典範を改正して皇族の数を如何に増加させるかが喫緊の課題である。
目次
第1章 日本消滅
第2章 国体と政体―附・皇国史観について
第3章 万民保全の道
第4章 国難と天皇
第5章 道鏡と和気清麻呂―和気清麻呂の精忠
第6章 純忠至誠の人楠木正成
第7章 女性宮家に関する論点整理についての意見
第8章 近年の皇室関係報道への対処を考える―「風流夢譚」事件請願運動を振り返って
著者等紹介
堀井純二[ホリイジュンジ]
昭和23年2月奈良県橿原市に生まれる。昭和45年3月皇學館大学文学部国史学科卒業。昭和47年3月皇學館大学大学院文学研究科修士課程修了(国史学専攻)。昭和46年9月より報徳学園高校勤務。平成8年4月より日本文化大学勤務、現在教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うえ
2
平泉「若し神皇正統記を不敬として斥けるならば、古事記も日本書紀も、また万葉集も、それぞれ皆非難攻撃せられなければならぬ。かくして一切の古典が非難せられ、すべての先哲が攻撃せられた後に、残るものは何であるか」「近年東大史料編纂所の宮地正人氏は平泉博士の歴史観を称して「国体護持史観」と称されているがまさにその通りであり、世に一般的にいわれる「皇国史観」、すなわち「皇国美化史観」とは相違する。以上皇国史観については厳密には二つの皇国史観が存在するのであり批判されるべきは文部省が推進した「皇国史観」である」2015/04/11
わ!
0
日本消滅といっても、日本沈没のようなSFではない。早い話が今話題の「皇室典範論」に関する本である。…とはいえ、思ったほど詳しくはない。1つの話題に言及しているわけでなく、八つの論文が書かれていて、その内容もそれぞれに微妙に異なった主題をもっている。つまりはそんな論文が並べられているだけで、ページ数も少ないし、あまり驚くような内容ではない。それこそテレビ番組の中で、所功さんと竹田恒泰さんが繰り広げる皇室関連問題の問題の議論を聞いていた方が、よほど詳しい議論がなされている様に思える。2016/08/24
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