内容説明
今日も私は、庭の木に括りつけたかごの牛脂をつつきに来る四十雀を部屋の中から眺めている―バラの花は例年のように蕾をつけ、鈴虫は「お帰りなさい」と夫婦を迎え、子や孫たちの便りがほほ笑みを運び込む。季節のめぐりのなかで変わらずに続く、老夫婦ふたりの静かで喜びに満ちた日々を描いた傑作長篇小説。
著者等紹介
庄野潤三[ショウノジュンゾウ]
大正10(1921)年大阪府生まれ。九州帝国大学東洋史学科卒業。在学中から小説を書きはじめ、昭和30年「プールサイド小景」で芥川賞受賞。交友のあった吉行淳之介、安岡章太郎らとともに「第三の新人」と言われる。35年『静物』で新潮社文学賞、41年『夕べの雲』で読売文学賞、46年『絵合せ』で野間文芸賞、47年『明夫と良二』で毎日出版文化賞、48年日本芸術院賞受賞。日本芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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