出版社内容情報
《内容》 本書は、身体運動の持久力を、生理学的・運動科学的・医学的側面から、この領域の学識ある専門家により分担執筆されたものである。学部生・大学院生の専門科目の演習はもとより、スポーツトレーナー・リハビリテーショントレーナー、マラソン・トライアスロン・水泳・自転車等のスポーツコーチ陣に対し、持久力の構造と機能に関する新しい思考を提示している。 《目次》 l章 持久カとは1.体力の1因子としての持久力2.筋作業と持久力3.筋持久力4.呼吸循環の持久力 2章 心臓と持久カ1.心臓ポンプ機能2.運動中の心臓3.心臓への慢性効果4.心臓病と持久力 3章 末梢循環と持久カ1.末梢循環の構造2.末梢循環の一般機能3.運動性高血流4.末梢血管の多重調節5.末梢循環適応と並列血流路6.末梢循環と組織水の関係7.筋ポンプと局所バイオメカニクス8.筋細動脈と温熱効果9.胸郭ポンプと静脈還流4章 呼吸と持久力1.呼吸の研究小史2.筋収縮のエネルギーとその供給過程3.運動と酸素摂取量4.運動と換気5.肺における拡散 5章 筋と持久力1.筋活動の持続能力2.筋活動持続能力を決定する因子3.筋持久力とトレーニング 6章 栄養と持久力1.持久性運動とエネルギー源栄養素2.持久性運動とビタミン・ミネラル3.持久性運動と水分4.持久性競技者の栄養と食事の役割5.運動前の栄養摂取と持久力6.運動中の栄養補給と持久力 7章 持久力の心理的要因1.スポーツ選手の「精神力」とは2.持久力に影響する心理的要因3.持久力発揮の心理面のトレーニング 8章 高所トレーニングと持久力1.高所のトレーニングの発端2.わが国の高所トレーニング研究小史3.近年の高所トレーニング研究の成果4.高所トレーニングの生理学的効果5.高所トレー ニングの方法および問題点と対策6.高所トレー ニングの意義と課題 9章 長距離ランナーのトレーニング1.長距離トレーニング史2.長距離走の種目特性3.長距離トレーニング法の原理4.各種トレーニングの特性と効果5.トレーニングの組み立て 10章 長距離運動によって起こりやすい疾病・障害【内科的疾病・障害】1.急性疾病・障害2.慢性疾病・障害【外科的疾病・障害】1.外科的疾病・障害の特徴2.ランナー膝3.疲労骨折4.足底筋膜炎5.アキレス腱炎6.筋痙攣
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