内容説明
不信と信の間を揺れ動く人物たちの思い。光と闇を生きる聖書の群像。聖書に登場する人物たちはおおかた、神への背反と信仰の間を往復し、やがて神へと回帰していく。旧約聖書からは、エバ、カイン、ヨブ、エレミヤ、ヨエルらが、新約聖書からは、イエス誕生の証人、長血の女、サマリアの女、ザアカイ、ディディモ、バラバ、イスカリオテのユダ、ペトロ、エマオの弟子たち、パウロらが、「背き」と「回帰」の狭間を生きる。
目次
旧約聖書における背きと回帰(エバ(命)楽園に生きる
エバ
むげんの
カインの告白 ほか)
新約聖書における背きと回帰(馬槽De Profundis;「元気に暮らしなさい」;井戸で待っていた人;ザアカイの改心 ほか)