旅行鞄にはなびら

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  • サイズ B6判/ページ数 235p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784163671604
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

「花と、絵画を巡る旅」をテーマにした紀行エッセイ。

目次

ゴッホとアーモンド
母と少年の小径
すずらんの微笑
白い指と紫陽花
壁に描いた花
葡萄畑のバラ
ちいさな花束
ヴェネチアの光彩
トレドの夕陽
ダリアの唇〔ほか〕

著者等紹介

伊集院静[イジュウインシズカ]
1950(昭和25)年、山口県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒業。91年に『乳房』で第12回吉川英治文学新人賞を受賞。92年、『受け月』で第107回直木賞受賞。94年、『機関車先生』で第7回柴田錬三郎賞受賞。2001年、『ごろごろ』で第36回吉川英治文学賞受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

これでいいのだ@ヘタレ女王

20
主にフランス、スペイン、イタリアを絵画を観る為に旅をしたエッセイ集。彼の著書は相変わらず文章にインパクトを与えるように花が登場する(笑)自分の好きな画家や旅先の歴史背景を著書から学ぶことが多く一気読みした。モンセラットの黒い聖母子像、サントトメ教会のオルガス伯の埋葬を見た時の感動がまたふつふつと戻ってきた。ペンネームはいけすかない匂いプンプンだが、文章は本当に美しく読ませるな〜と毎回感心する。2014/03/27

taku

17
情感豊かな旅エッセイ。哀愁を帯び、芯があって繊細で優しい。感性と文体がよい。絵画を巡り、画家を訪ね、花を添えて、人生と旅を見つめる。素敵だな。私は自宅にいながら好きな旅へ。行き先はヨーロッパ。そして好きな絵画を。花も好き、たぶんね。知識が浅いだけ。めぐり逢ったのは伊集院静。贅沢だな。2021/07/03

プレミアムモルツ

6
多くのエッセイを書いている作家ですが、絵を巡る紀行エッセイとは驚きました。絵や花やその他の色々なことへの記述は、やはりこの人しか書けないと感心しながら読みました。さらにタイトル。素敵なタイトルだとは思っていましたが、父と母への深い感謝と愛が込められていたのですね。あまり読まれていないようなのが残念です。2015/11/03

おむえむ

4
伊集院静が海外を旅し様々な絵画や花について記した紀行エッセイ。旅人が抱える孤独やヨーロッパの様々な風景、絵画や画家にまつわる逸話などが伊集院静らしい情感豊かな文章で綴られている。各エッセイには何かしらの花がモチーフとして登場していて、エッセイに彩りを添えていた。流石にヨーロッパとはいかないけど、こういった紀行文を読み終わった後は無性に旅をしたくなる2015/01/30

柴モモ

3
再読です。前回がかなり前なので内容はほとんど忘れていました。美術館や絵画に関する事がエッセイの中心です。出版されたのが随分前ということもありますが、読メで読んだ方が少ないのが残念でした。もし海外の美術館巡りや絵画が好きな方がいたらこの本はお勧めです。私は絵を見るのが大好きなので、この本は手元に置いて何度も読み返し、伊集院さんが行った美術館をいつか訪れたいと思っています。2012/12/18

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