内容説明
2020年6月に「香港国家安全維持法」が施行されてから、言論・報道・出版・集会等の「表現の自由」が脅かされている香港で、今後「信教の自由」はどうなるのか?信仰の力によって戦う香港の宗教者たちの生の声を聴く。
目次
序章 国家安全維持法下で揺れる香港のキリスト教
第1章 「香港牧師ネットワーク」と「香港2020福音宣言」(「香港2020福音宣言」;深淵から呼び求める七日間の祈り;「逃亡犯条例」改正反対運動から「香港牧師ネットワーク」結成まで;「香港2020福音宣言」を読む)
第2章 香港国家安全維持法と信教の自由(香港の政治と信教の自由;政治問題に直面する香港教会;「国家安全維持法」の暗雲下における香港教会)
第3章 香港民主化運動におけるキリスト者の声(信仰と民主の夢;鐘を鳴らす者の言;バチカンにより破滅の道へと追いやられた中国カトリック教会)
第4章 中国大陸の信教の自由(キリスト信仰のための声明;私の声明―信仰的不服従;暗闇の時代に命がけで道を証しする伝道者・王怡牧師)
著者等紹介
松谷曄介[マツタニヨウスケ]
1980年、福島県生まれ。2003年、国際基督教大学教養学部卒業。2007年、東京神学大学大学院神学研究科修士課程修了。2012年、北九州市立大学大学院社会システム研究科博士課程修了。博士(学術)。2014‐16年、日本学術振興会・海外特別研究員として香港中文大学・崇基神学院で在外研究。日本キリスト教団・八幡鉄町教会牧師、同教団・筑紫教会牧師、西南学院大学非常勤講師を経て、金城学院大学宗教主事・准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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