出版社内容情報
近年、「家族」という最も小さな共同体は、社会の多様化と相対化の中でその姿を弱体化させ、様々な挑戦を受けている。グローバリゼーションが提供する多様な生活モデルに対して、伝統的な家族像・結婚制度は、人生の選択肢の一つにすぎないものになったのだろうか。
家族・結婚をライフワークとし、教育活動や教会の結婚講座において多くの若い世代を指導してきた著者夫妻が、現代のニーズに合った家庭づくりを考察した人生のガイドブック!
長島 正[ナガシママサシ]
上智大学大学院哲学研究科博士課程修了。元上智大学文学部教授(人間学、哲学、倫理学担当)、聖心女子大学・白百合女子大学・鹿児島純心女子大学非常勤講師。2007年に63歳で逝去。
長島世津子[ナガシマセツコ]
上智大学大学院教育学専攻修士課程修了。NGO「アジアの友を援ける会」発起人。クリスチャン・ライフ・コミュニティ世界連盟運営委員、東京家庭裁判所家事調停委員、白百合女子大学文学部教授(教育学、女性学、宗教学担当)、聖心女子大学非常勤講師を歴任。現在、鹿児島純心女子大学非常勤講師。二人の共著に『結婚のうた』(オリエンス宗教研究所)、『愛とケアの人間学』(丸善プラネット)ほか。共訳に教皇ヨハネ・パウロ2世『使徒的勧告 家庭――愛といのちのきずな』(カトリック中央協議会)ほか。
内容説明
家族という集団は人間にとっていかなる存在なのか。多様化する社会において、伝統的な結婚制度は人生の一選択肢にすぎないのか。大学や社会人講座で若い世代を長年指導してきた著者夫妻による現代的・実践的な考察!
目次
第1部 家庭―愛といのちの絆
第2部 親と子の関わり
第3部 今日の家族とその課題―崩壊の軋み?それとも新しい形への胎動?
第4部 聖書に見る結婚・家族
第5部 教会と結婚・家族
第6部 付記 私たちの出会い、そして家族の歴史の創造
著者等紹介
長島正[ナガシママサシ]
上智大学大学院哲学研究科後期博士課程修了。元上智大学文学部教授(人間学、哲学、倫理学担当)、元聖心女子大学・白百合女子大学・鹿児島純心女子大学非常勤講師。上智大学コミュニティカレッジ、看護系大学で「人間学」「希望の哲学」「ケアの思想」「ホスピスボランティア講座」「生と死を考える」などを担当。2007年に63歳で逝去。NGO「アジアの友を援ける会」元発起人・代表、長島世津子と共にインドのスラム住民自立支援、フィリピンの教育支援に従事
長島世津子[ナガシマセツコ]
上智大学文学部英文科卒業、同大学大学院教育学専攻修士課程修了。米国バークレイGTU.、カナダ・モントリオールのConcordia U.で倫理学、倫理神学研究。白百合女子大学教授(教育学、女性学、宗教学担当)、聖心女子大学非常勤講師を経て、現在、鹿児島純心女子大学非常勤講師。クリスチャン・ライフ・コミュニティ世界連盟運営委員、東京家庭裁判所家事調停委員など歴任。信徒使徒職世界大会(ローマ)、カトリックアジア司教会議女性委員会(タイ)、第4回世界女性会議(北京)などへ出席(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。