内容説明
著者が構想する「組織神学的教義学」の最終巻。本書では、救済の一回的・決定的な転換点であるイエス・キリストにおける贖罪の出来事と、それに基づく希望の終末論を扱う。教会と伝道に仕える神学を志した著者が、教義学の営為の全体像を描き出した渾身のシリーズがついに完結!
目次
第1部 救済史について(救済史観の起源と成立;救済史観の変遷と危機;救済史の神学史;創造と時間;世界史と救済史;法の世界統治;法の神的根拠;救済史と伝道―ヴォルフハルト・パネンベルクの場合とその問題点)
第2部 終末論について(終末論史の概観;ユルゲン・モルトマンにおける創造の時間と終末の時間;死の終末論;千年王国説―その真理と危険;最後の審判とキリストの再臨;宇宙的終末論)
著者等紹介
近藤勝彦[コンドウカツヒコ]
1943年、東京に生まれる。東京大学文学部卒業、東京神学大学大学院修士課程修了、チュービンゲン大学に学ぶ。神学博士(チュービンゲン大学)。東京神学大学教授、学長を経て、同大学名誉教授。日本基督教団銀座教会協力牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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