内容説明
『牧会学』の著者、神の言葉の神学者トゥルンアイゼンは、説教者、牧会者、実践神学者としてどのように生きたか。バーゼルにおける後半生を問い直す出色の神学的評伝。盟友バルトへの魂の配慮に生きた同伴者としての姿を描く付論「落穂拾い―友情の歴史のために」(日本語版のための書き下ろし)を加える。
目次
ミュンスター教会の牧師として―一九二七‐一九五九年(新しい教会の群れの中に立つ牧師;バーゼル、そしてトゥルンアイゼンにとってバーゼルの人びと ほか)
説教者(教会員の評価;自己証言 ほか)
牧会者(メグレ警部;トゥルンアイゼンの魂への配慮を受けて ほか)
フィナーレ(高齢賛美;君の晩年も、君の青春とそっくりでありますように ほか)
付論 落ち穂拾い―友情の歴史のために(担い続けたひと;交わされた書簡 ほか)
著者等紹介
加藤常昭[カトウツネアキ]
1929年、ハルピンに生まれる。東京大学文学部哲学科、東京神学大学大学院修士課程卒業。1986年まで東京神学大学教授(実践神学)。1986/87年、ハイデルベルク大学客員教授。1997年まで日本基督教団鎌倉雪ノ下教会牧師。現在、日本基督教団隠退教師
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