内容説明
宗教改革時代の説教。中世末期に衰退期を迎えた説教の歴史は、ルネサンスと宗教改革の時代を迎えてスコラ的残滓を脱ぎ捨て、新しい文体を獲得し、その力強さと深みにおいて黄金時代に到達する。フス、サヴォナローラなどの先駆者から、ルター、ツヴィングリ、ブリンガー、カルヴァンを経てジョン・ノックスに到るまでの説教の歴史。カトリックや再洗礼派などの説教も視野に収め、変革と激動の時代に神の言葉がいかに宣べ伝えられたかを描く。
目次
ルネサンスと十四、十五世紀における説教
十四、十五世紀の説教家たち
宗教改革と十六世紀の説教
ドイツおよびドイツ語圏スイスにおける宗教改革の説教家たち
フランスおよびヨーロッパ他地方における宗教改革の説教家たち
イングランドとスコットランドの宗教改革の説教家たち
十六世紀のローマ・カトリックの説教と説教家たち
近世初頭の説教
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- 和書
- 日本海と竹島 〈続〉