内容説明
突然襲った脳卒中、そこからの回復とは。脳卒中リハビリの専門家として治療する立場にあった著者(言語聴覚士)が、自ら体験した発症から職場復帰までを記した貴重な記録。当事者の立場から、リハビリのあり方を問い直し、障害(後遺症)からの回復の道筋を具体的に示す。
目次
第1章 青天の霹靂(あっ、足が!;音のない右側の世界 ほか)
第2章 急性期(ぶきっちょぎっちょ;言われなければわからない感覚障害 ほか)
第3章 回復期(転院珍道中;365日リハビリ ほか)
第4章 復職準備(持つべきものはいい友人;認知運動療法の開始 ほか)
第5章 復職(高齢者向け住宅への引っ越し;高齢者向け住宅での暮らし ほか)
第6章 退職後(講演と非常勤講師;上肢のリハビリ ほか)
著者等紹介
関啓子[セキケイコ]
神戸大学大学院保健学研究科客員教授。三鷹高次脳機能障害研究所所長。専門は神経心理学。言語聴覚士。医学博士。1976年国際基督教大学(ICU)卒業。同年東京銀行(当時)に入行。1982年、国立障害者リハビリテーションセンター学院聴能言語専門職員養成課程卒業。(財)東京都神経科学総合研究所(現東京都医学研究機構神経科学総合研究所)ほかを経て、1999年神戸大学医学部助教授を経て2002年同教授。2008年神戸大学大学院保健学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
26
脳卒中などのリハビリを専門とする大学教授が脳卒中で倒れてリハビリに励んだ記録。なので専門的記述も多い。施術するほうとされるほうの違い、患者の気持ちが少しはわかったようでした2017/03/07
okatake
2
現役言語聴覚士の脳梗塞からの再起の物語。読んでみると疾患に対する正しい知識を持っているコトによる回復力の違いを感じる。 そこには、著者の長年の臨床や研究の経験が生き、当時者になることで更に深められたものが加えられ、今後の著者の仕事にプラスアルファが加わってくると思われる。 この次は、同じ内容で専門職向けに書かれた同著者による著作を読んで、より深めていきたい。 2016/04/21
chocolate_tokyo
0
この本を読んで参考になんかしたくなかった。今はただ、復帰を願うだけ。2015/02/05
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