内容説明
ユダヤ教とキリスト教はどこが違うのか?「父なる神と子なる神」の存在、「神であり、同時に人間である救い主」「受難し、殺される救い主」。このような考え方は本当にキリスト教に独自のものなのだろうか?イエスはユダヤ教の教えを否定していたのか?世界的に著名なユダヤ学者が、新約聖書ならびに古代のラビ文献を丹念に読み直し、ユダヤ教とキリスト教に対するこれまでの見方を覆す!
目次
第1章 神の子から人の子へ
第2章 「エチオピア語エノク書」と「第四エズラ書」における人の子―一世紀における他のユダヤ教のメシア
第3章 イエスは(コシェルを守って)法規定に照らして適正な食物を食べていた
第4章 ダニエル書のミドラシュとしての受難するキリスト
著者等紹介
土岐健治[トキケンジ]
1945年、名古屋市に生まれる。東京神学大学卒業。東京大学大学院西洋古典学専門課程博士課程修了。現在、一橋大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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