内容説明
ベルリンの東西を隔てる壁の突然の構築―閉ざされた東ドイツで、分断と抑圧の下に生きながら、常に世界へと開かれた道を歩み続け、統一ドイツで女性として初めてベルリン・ブランデンブルク領邦教会総会議長を務めたキリスト者の人生。
目次
幼かった頃
青春、そして学業に励んだ頃
壁構築、そして新しい道の始まり
世界の教会との接触と出会いの進展
日常生活の諸問題とその解決
世界に広がる交わりとドイツの友人たち
ふたつの大旅行
さまざまな報告、そして訪問の記録
新しい人間・新しい道
一九八六年から一九八九年まで〔ほか〕
著者等紹介
カミンスキー,アンネリーゼ[カミンスキー,アンネリーゼ][Kaminski,Anneliese]
ベルリンに生まれる。ベルリン自由大学在学中、市内を分断する壁の構築により、学業を断念。通訳、雑誌「時のしるし」編集主任として活動するかたわら、東ドイツの福音主義教会婦人会連合議長を務める。ドイツ統一後の1997年、ベルリン・ブランデンブルク領邦教会総会議長に選ばれる。2001年1月にはベルリン市民功労賞を受賞
加藤常昭[カトウツネアキ]
1929年、ハルピンに生まれる。東京大学文学部哲学科卒業。東京神学大学修士課程修了。1986年まで東京神学大学教授(実践神学)。1986/87年、ハイデルベルク大学客員教授。1997年まで日本基督教団鎌倉雪ノ下教会牧師。現在、日本基督教団隠退教師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。