内容説明
宗教改革を熱狂的に受け入れ、いち早く改革に踏み切ったのは、どこよりも帝国都市であった。都市と宗教改革の思想にはいかなる関連があったのか。ルターとツヴィングリの思想の違いは都市にどのような異なる影響を与えたのか。中世末期都市の社会的・精神的構造と宗教改革者の思想と相互連関をみごとに描いた画期的研究。
目次
第1章 中世末期の帝国都市
第2章 帝国都市における宗教改革の導入
第3章 自由都市における宗教改革の神学
第4章 ルター主義とツヴィングリ主義
第5章 自由都市の衰退
補遺 研究の現状によせて(1985年)