内容説明
現代のペストとも言うべき「こころ病む」時代の現実の中にあって、教会は人を生かし癒す「慰め」の言葉を語りえているか。慰めによって方向づけられた説教と牧会はいかなる教会形成へと導くか。現代の教会の課題を鋭く問い直す問題提起の書。
目次
第1部 すべての慰めのもとである神の言葉を聴かせる説教(聖書テキストは、説教にとって、いかなる意味を持つか;テキストから説教への途上における試練と聖書解釈;聖書の伝統と信仰の経験の間の緊張関係において、聴きつつ語る言葉としての説教 ほか)
第2部 言葉を失った者たちに発言させる教会(牧会的に説教すること;牧会者の間における牧会―ルターにおけるパラクレーシス;キリスト者の教会共同体における日常的牧会 ほか)
第3部 疲れ果てた者に安堵を与える教会共同体(カリスマ共同体としての各個教会の発見;キリスト者の共同体における“喜ばしい交換”について―他者のために代わって語り、代わって配慮し、代わって祈ることによる代理の働き;開かれた教会、義務を求める教会 ほか)
感想・レビュー
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- 和書
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