内容説明
中途半端に、骨稽にしか生きられないからこそ、「神」を求め、「真理」を求め、「美」を求めるのではないか?「芝居」をしていない「真実の自分」などというものがどこにあるだろうか?挫折しない人生、孤独にならない人間、虚しさを感じない生活がありうるだろうか?学生に「人生講話みたいで面白い」と言われた「説教」をもとに書かれた、心ぬくもるエッセイ。
目次
青年の死
生とユーモア
エマオへの道で
「全き人」と「完全な人」
身も魂も
必然と自由―若い友人へ
孤独と勇気
愛と葛藤
万物流転
黄金郷
型と真実
ファジィとクリスプ
クリスマスと幼児
風は思いのままに吹く
富士とビュッフェ
途上にて