内容説明
キリシタン研究の最前線!我が国におけるキリシタン研究は、既知の史資料を多様な文脈から吟味し、「分析」と「解釈」を深化させる新たなステージを迎えた。本論集では学界をリードする第一線の研究者たちによる先進的な諸論考を収録、他分野と連携した学際的でグローバルな史学に向けた示唆に富む提言を示す。
目次
序章 キリシタン研究の過去・現在・未来
第1章 きりしたん研究の歴史観的転回と受容史構築への見通し
第2章 日本近世史におけるキリシタン史研究―特に絵踏について
第3章 キリシタン禁制史の研究状況と課題
第4章 属性論で読み解く潜伏キリシタンと村社会
第5章 キリシタン時代の神学と良心問題
第6章 キリシタン信仰と宗教の民衆化―死生観に見るキリスト教受容の様相
第7章 細川ガラシャ研究の現在
第8章 イエズス会宣教師と紙―キリシタン関係諸史料への古文書料紙研究の応用
著者等紹介
川村信三[カワムラシンゾウ]
1999年米国ジョージタウン大学博士課程修了。博士(Ph.D.、歴史学)。現在、上智大学文学部教授。イエズス会司祭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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