感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
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賀川は不幸な生まれや孤独な幼少年時代、 破産に伴う貧しさや相次ぐ病気で、 打ちのめされ、貧しい人々、社会の 底辺に追いやられている人々の痛み により深く共感することができた(18頁)。 『貧民心理の研究』(1915年)には被差別部落 の差別的見解や表現もみられる。 これは残念である(28頁)。 『蟹工船』出版と同じ年に、『一粒の麦』を執筆。 最貧者の苛酷な現実を描き、人間らしい生き方を獲得 してゆく道を考察している(32-33頁)。 2014/04/08
笹森 雅弘
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知らないことだらけでした。阿部志郎さんが書いているのも、納得。阿部志郎さんは、福祉業界のレジェンドかも。