内容説明
ロシアの大作曲家の遺した音楽評論・日記・書簡。作曲家の全貌と19世紀後半のロシアとヨーロッパの音楽状況を知る貴重な遺産。
目次
チャイコフスキイの創造
音楽評論と回想(リムスキイ・コルサコフ氏の『セルビア幻想曲』について;モスクワの音楽界からの声;イタリア・オペラのモーツァルトの『ドン・ジョバンニ』とロシア・オペラのウェーバーの『摩弾の射手』;『ルスランとリュドミラ』再び;第2回交響曲の集い―パッチ女史の記念興行;ロシア音楽協会の第3回及び第4回交響曲の集い;コンサート・シーズンの開幕;音楽雑報 イタリア・オペラの『ドン・ジョバンニ』と『ゾラー』;イタリア・オペラ;バイロイト音楽祭;チャイコフスキイとの対話 ほか)
書簡
チャイコフスキイの思い出(P・I・チャイコフスキイの少年時代;兄ピョートルの初期の思い出より;ペテルブルク音楽院のP・I・チャイコフスキイ;指揮者としてのP.I.チャイコフスキイ;クリンにおけるP・I・チャイコフスキイの最後の日 ほか)