内容説明
16、17世紀、日本や中国では、離婚や支配階級の蓄妾制度が社会的に合法であった。婚姻の単一性と不解消性を説くカトリック教会の教理は、新しい布教地にどのように伝わり、どんな摩擦を引き起こしたのか。価値観の相克による問題に、宣教師たちがいかなる解決策を試み、宣教の糸口を見出したのか。布教地の社会的事情との関連に比重を置いて探求した先駆的研究。
目次
第1部 日本の婚姻問題(布教初期における日本の婚姻問題をめぐる諸見解―アジュダ図書館所蔵の婚姻問題に関する史料の分析;巡察師ヴァリニャーノによる日本の婚姻問題に関する諸問要請;禁教令下における日本司教セルケイラの特免;『サカラメンタ提要』付録の婚姻条項)
第2部 中国の婚姻問題(ディアスの報告書から見る中国教会における婚姻問題;妾への授洗の問題;典礼書『聖事禮典』による中国教会の婚姻儀礼)
著者等紹介
安廷苑[アンジョンウォン]
韓国ソウル生まれ。東京大学文学部東洋史学科卒業。同大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。その間、ポルトガル共和国リスボン新大学大学院に留学。専門は東アジア・キリスト教史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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