内容説明
人間は「愛」という言葉にどのような思いをこめ、どのような行動をもって「愛」を表現してきたか。西欧キリスト教の視点で描く、愛の思想と実践の歴史。
目次
第1章 愛という言語
第2章 聖書的な愛の見方
第3章 愛のない世界?ギリシア・ローマ世界と初期キリスト教
第4章 カリタス―アウグスティヌスによる聖書のアガペーとヘレニズム的エロースの総合
第5章 愛と個人―アベラルドゥスとベルナルドゥス
第6章 神秘主義者たちとトルバドゥールたち
第7章 愛によって形成される信仰―スコラ哲学
第8章 愛において働く信仰―宗教改革
第9章 奉仕としての愛―敬虔主義とディアコニッセ運動
第10章 近代世界における愛
終章 結論としての非学問的あとがき
著者等紹介
佐々木勝彦[ササキカツヒコ]
東北学院大学文学部教授
濱崎雅孝[ハマザキマサタカ]
1971年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程(キリスト教学)単位取得。現在、京都大学、奈良産業大学他非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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