地方再生のレシピ―食から始まる日本の豊かさ再発見

奥田 政行【著】

共同通信社（2015/10発売）

• サイズ B5判／ページ数 168p／高さ 26cm
• 商品コード 9784764106789
• NDC分類 673.9
• Cコード C0095

出版社内容情報

山形の一つのレストランから、町が、地域が、意識が変わった！地方活性の立役者が語る料理の方法と方程式が満載！

山形の一つのレストランから、町が、地域が、意識が変わった！
お寿司の楽しい食べ方、自然の見方、海を三次元で捉える方法、野菜・魚・肉の目利きの基本、売れる加工品の秘密と名前の付け方など、地方活性の立役者が語る料理の方法と方程式が満載！ ダライ・ラマ、ローマ法王、サンマリノ共和国駐日大使も絶賛の、その名も“奥田理論”！

◆地方を元気にするお店づくり
◆日本の伝統食を守る
◆海の味は海藻の味
◆獲れた海によって魚の焼き方を変える
◆良い野菜の見極め方
◆肉の見極め方
◆料理の出発点
◆アルケッチァーノの料理の考え方
◆地方の原石の磨き方
◆日本酒は温度によって味が変わる など

【著者紹介】
奥田政行
山形市のイタリア料理店「アルケッチァーノ」オーナーシェフ。食の都庄内親善大使を務めるなど地産地消を代表する料理人。銀座の「やまがたサンダンデロ」のほか、東京スカイツリー、北海道、福島、三重、淡路島、広島宮島など日本各地でレストランをプロデュース。山形県産業賞、第一回辻静雄食文化賞、第一回農林水産料理マスターズなどを受賞。著書に「奥田政行の食材スーパーハンドブック」「アルケッチァーノのパスタ」他多数。

内容説明

全てが実践！１００円ショップの皿で始めた小さなレストランから町が、地域が、意識が変わった。お寿司の新しくて楽しい食べかた自然の見かた、海を「３Ｄ」で捉える方法、６次産業化成功の秘策―などなど地域活性の立役者が語る、料理の魔法と方程式が満載！地方に眠るお宝を再発見して日本を元気にしよう。

目次

第１章　地方を元気にするお店づくりのレシピ
第２章　自然界を料理に表すためのレシピ
第３章　アルケッチァーノの味の作りかた
第４章　地方の原石の磨きかたのレシピ
第５章　戦略的に「売れる商品」を開発するためのレシピ
第６章　未来を変えていくレシピ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[くろ]

たぶん今年いちばん良かった本。料理による地域再生の話も良いが、特に料理の素材に対する考察が素晴らしく、なぜ日本海側と太平洋側でマグロの味が違うのか、農法によってどう野菜の味が変わるか、それらを使う時にどう調理すれば良いか、論理的に説明されている。ホンモノを山形に食べに行きたいなぁ。

2015/11/04

[ichigomonogatari]

地場の食材を知り尽くし、最適の料理をふるまう。美味しい料理が人づてに広まり、それに伴って地域の産業も活性化する。少ないお金でも知恵を絞り、行動してきた著者のエネルギーはすごいと思った。

2017/04/09

[しまちゃん]

「誰にも染まらず、誰にも惑わされず、自分が正しいと思った事を正しいと思ったやり方で、日々起こる事は宇宙の営みからすれば、ほんの小さな事でも　そこに喜びが生まれたなら、それは何に替え難い程大きな事。」という後書きが頭に残っています。山形にあるアルケッチャーノのオーナーシェフ奥田さんが本書を書き上げました。「食の都庄内」として地元の再生に料理を通じて貢献している奥田さんの姿勢を尊敬します。図解もたくさんあって、山、川、海における野菜、魚、肉などについて、その組み合わせが大切であることを語っています。

2016/09/07

[ochatomo]

邑南町（“A級グルメのまち”）で知った本　全国から人が集まる店アルケッチャーノの技を惜しみなく公開　料理人の役目は人と人をつなぐ　料理は『その場で食べられて』『感動してもらえる』と後から『誰かに話したくなる』　2015刊

2017/01/31

[takao]

ふむ

2021/10/29