内容説明
圧倒的に面白いアメリカ史。絶妙の語り口、あっと驚くエピソード、みごとな解説。本巻は、南北戦争を経て産業化の時代へ。
目次
第3部 「常にそこそこの幸福感」―民主主義のアメリカ・一八一五‐五〇年(高い出生率と移民の流入;初の経済危機;驚くべき土地の安さ ほか)
第4部 「あと少しで選ばれた人民に」―内戦期のアメリカ・一八五〇‐七〇年(南部を支援したピアス政権;カンザス・ネブラスカ法案;ブキャナンと危機の高まり ほか)
第5部 寄り添う群衆と金の十字架―産業化とアメリカ・一八七〇‐一九一二年(大量移民の群れ;牧畜業の発展;追いやられるインディアン ほか)
著者等紹介
ジョンソン,ポール[ジョンソン,ポール][Johnson,Paul]
イギリスの歴史家、評論家
別宮貞徳[ベックサダノリ]
翻訳家。元上智大学教授
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感想・レビュー
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高橋 橘苑
15
第Ⅱ巻は主に19世紀を扱っている。最初の「常にそこそこの幸福感 1815-1850」は、煽動的民主主義ともいえるジャクソン大統領の登場と、ルイジアナ購入を経てカリフォルニアに到る領土拡張の時代である。「あと少しで選ばれた人民に 1850-1870」が、アメリカ史のハイライトともいえる南北戦争の記述となる。建国以来の火種、奴隷問題は抜き差しならない状況となっていた。そして、少しずつ短くなっていた導火線の寿命が正に尽きようとしたその時代に、アメリカは歴史上もっとも偉大な大統領、リンカーンを選出することになる。2017/06/14
嘉右衛門
0
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