出版社内容情報
身体と、法・政治の〈いま・ここ〉をひもとく
日本において、「産むこと/産まないこと」をめぐる「性と生殖の自己決定権(リプロダクティブ・ライツ)」は、どう法律・政治過程と関わり合ってきたのか――リプロダクティブ・ライツを否認する条項の存在、避妊ピルや中絶薬の普及の遅れなどが政治的課題として意識され、生殖補助医療への法的対応も迫られている今、あらためて、「個人的なこと」が「政治的なこと」であるという原点に立ち戻る。
性と生殖の権利の意義と歴史、国内外の制度の理解を通して、〈これから〉を考える
内容説明
身体と、法・政治の〈いま・ここ〉をひもとく。日本において、「産むこと/産まないこと」をめぐる「性と生殖の自己決定権(リプロダクティブ・ライツ)」は、どう法律・政治過程と関わり合ってきたのか―リプロダクティブ・ライツを否認する条項の存在、避妊ピルや中絶薬の普及の遅れなどが政治的課題として意識され、生殖補助医療への法的対応も迫られている今、あらためて、「個人的なこと」は「政治的なこと」であるという原点に立ち戻る。
目次
第1部 リプロダクティブ・ライツの意義と可能性(政治から見る日本のリプロダクティブ・ライツ―優生保護法を巡る政治過程;リプロダクティブ・ヘルス・ライツに対する国際人権法からのアプローチ;憲法上の人権としてのリプロダクティブ・ライツの保護―「身体」に関する自由と尊厳)
第2部 リプロダクティブ・ライツをめぐる日本のアクチュアルな問題(母になることを強制されないこと―フランス視察と内密出産/匿名出産;〈不良な子孫〉の出生防止と人権侵害―優生保護法の歴史から;妊娠/出産を望む未婚女性たちと日本の現状)
第3部 リプロダクティブ・ライツと国際情勢(特別寄稿 Dobbs判決の舞台裏(拓殖大学教授 小竹聡)
特別寄稿 「中絶の自由」が憲法に書き込まれた日―2024年国際女性の日(ジェンダー法政策研究所フランス支部長 齊藤笑美子))
著者等紹介
辻村みよ子[ツジムラミヨコ]
弁護士・東北大学名誉教授
糠塚康江[ヌカツカヤスエ]
東北大学名誉教授
大山礼子[オオヤマレイコ]
駒澤大学名誉教授
二宮周平[ニノミヤシュウヘイ]
立命館大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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