出版社内容情報
「第二の敗戦」の原点を探る
「天皇メッセージ」を嚆矢とする「日本分割」と「対米従属」の実相、そして「原爆投下と核抑止」神話に隠された真実を暴き、保守支配と日米安保にとらわれた日本の姿を解き明かす。『敗戦の逆説』『戦後の原像』『分割された領土』、名著3部作収録。
日本を代表する国際政治学者、その全生涯にわたる仕事を明かす決定版。ついに刊行開始!
解題:白井聡(京都精華大学教授)
内容説明
「第二の敗戦」の原点を探る。「天皇メッセージ」を嚆矢とする「日本分割」と「対米従属」の実相、そして「原爆投下と核抑止」神話に隠された真実を暴き、保守支配と日米安保にとらわれた日本の姿を解き明かす。『戦後の原像』『分割された領土』『敗戦の逆説』、名著3部作収録。
目次
1 戦後の原像―ヒロシマからオキナワへ(モスクワの憂鬱―帝国の落日;共生の蹉跌―二つの世界のはざま;転轍するワシントン―対日戦の政治学;第二の出発―原爆投下へ)
2 分割された領土―もうひとつの戦後史(分割された領土;日本占領のプレリュード;制憲と戦後改革;保守外交の光と影)
3 敗戦の逆説―戦後日本はどうつくられたか(ビリアードの球の中へ―日米関係の神話;相克するワシントン―改革の射程)
著者等紹介
進藤榮一[シンドウエイイチ]
1939年北海道生まれ。京大法卒。同大学院博士課程修了。法博。筑波大名誉教授、一般社団法人アジア連合大学院機構理事長、国際アジア共同体学会会長。一帯一路日本研究センター代表。京大、名大、早大、米・加・墨などで講師・客員教授、ジョンズホプキンズ、プリンストン、ハーバード米国史研究所、米国平和研究所、コペンハーゲン、オックスフォード、米国ウイルソン国際研究所、延世大、香港中文大などで上級研究員歴任。専門はアメリカ外交、国際政治経済学、公共政策論。著書に『現代アメリカ外交序説』(創文社、吉田茂賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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