創元推理文庫<br> アリス殺し

個数:
電子版価格
¥693
  • 電書あり

創元推理文庫
アリス殺し

  • ウェブストアに238冊在庫がございます。(2024年04月17日 00時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 376p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488420147
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大学院生・栗栖川亜理は、最近不思議の国に迷い込んだアリスの夢ばかり見ている。ある日ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見た後大学に行ってみると、玉子という綽名の男が屋上から転げ落ちていた。次に見た夢の中でグリフォンが生牡蠣で窒息死すると、現実でも牡蠣を食べた教授が急死。そして不思議の国では、三月兎と頭のおかしい帽子屋が犯人捜しに乗り出していたが、なんとアリスが最重要容疑者に……。悪夢的メルヘンが彩る驚愕の本格ミステリ!

内容説明

最近、不思議の国に迷い込んだアリスという少女の夢ばかり見る栗栖川亜理。ハンプティ・ダンプティが墜落死する夢を見たある日、亜理の通う大学では玉子という綽名の研究員が屋上から転落して死亡していた―その後も夢と現実は互いを映し合うように、怪死事件が相次ぐ。そして事件を捜査する三月兎と帽子屋は、最重要容疑者にアリスを名指し…邪悪な夢想と驚愕のトリック!

著者等紹介

小林泰三[コバヤシヤスミ]
1962年、京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」が第10回SFマガジン読者賞(国内部門)を受賞し、同短編を表題作とした2002年刊の短編集は、第22回日本SF大賞候補作となった『AΩ(アルファ・オメガ)』に続き、第23回日本SF大賞候補作となる。『天獄と地国』、『ウルトラマンF』でそれぞれ第43回、第48回星雲賞(日本長編部門)を、また、『アリス殺し』で2014年啓文堂書店文芸書大賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ソルティ

308
とてつもなく訳分からないのに先が気になって一気読み。夢(不思議の国)と現実世界の話が交互に語られ話は1つの方向に進み2者はリンクしていく⋯という新手の書き方。会話で進む話なのに会話が不毛すぎ。無駄、蛇足、話の腰を折る、回りくどいなど読んでてスッキリ感全くなし。なのに止まらない。すごいと思う。「「人の命が大事だなんて、本当に信じている訳じゃないわよね。人を殺したら、自分が罪に問われるから、大事なふりをしているだけよね」(中略)「あら、そう。でも私は正直者だからそんな事は言わないわ。人の命なんて軽いものよ」」2019/09/07

nobby

236
文庫にて再読。これスゴいわ!本家アリスから続けて読んだ今回は、もう最初から人智を越えた揚げ足取りや駄洒落が大挙して押し寄せる作風が絶妙にかぶる様にニンマリが止まらない!不思議の国サイドで登場する人獣たちのエピソードもしっかり拾っていくのもたまらない!2つの世界がリンクする展開に再び惹き込まれてからは、もうワクワク止まらない!3年半ぶりの読了に伴う程よい自分の健忘加減に感謝すべく、後半繰り返される反転に、その都度感嘆できたのが最高(笑)初読の際にも大概面白かったが、せっかくだから年間ランキング入れてみよう♬2019/12/12

紅はこべ

228
初っ端から堂々巡りや揚げ足取りみたいな議論が続いて、ある種漫才っぽいと思えた。読者としては〈探偵を探せ〉的な感が。2013年に刊行された本の文庫化ってことは、小林泰三さん、当然有栖川有栖さんをご存知よね。それで栗栖川亜理の命名か。殺人や処刑シーンがグロい。ここまでする必要が?2021/05/04

bookkeeper

166
★★★★★ 初読。このところ眠ると決まって「不思議の国のアリス」の夢を見る亜理。夢でハンプティ・ダンプティが塀から落ちて死に、翌日王子さんが建物から転落死した。夢の世界と現実がリンクして、対応する人間も死ぬらしい。容疑者となったアリスは蜥蜴のビルと真犯人探しをするが…。  不思議の国と現実とで誰が誰に対応しているのか。夢の中の話をしても現実では何も説得力が無い。諸々の特殊な舞台設定が予測不能な緊迫感をもたらします。うわぁ、めちゃくちゃ面白い!後半に掛けての不気味さ、エグさは流石の小林泰三テイストです。2022/06/01

カムイ

157
小林泰三氏が【不思議な国のアリス】をバカミス風にした怪作!夢の世界と現実の世界がリンクするのも会話が噛み合わない夢の世界と最初はアリスと有栖川亜里は同じかと思っていたが(クッソ〜!)騙された。仮想現実がグッチャになり訳解らん状態になってしまったが、ホラーとSFが融合して面白く泰三氏のオチャラケ会話炸裂でしたので一気読みでした。因みにアヴァタールはアバターで解釈してもいいのかな?😅【クララ殺し】【ドロシー殺し】は積読してますが一旦頭を整理しないと!2021/09/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13604166
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。