出版社内容情報
かつて、ベトナムの戦場で殺された日本人特派員がいた……
盟友の死から戦場フォトグラファーが見つめ続けた、「侵略の構図」
1979年、戦後の疲弊したベトナムに中国が侵略した「中越戦争」。この戦争を糾弾し続けた「赤旗」特派員・高野功は、35歳で銃弾に散った。
現場に居た日本人報道写真家が向き合い続けた、侵略戦争の本質とは?
ベトナム戦争とウクライナ侵攻に共通する「帝国主義的侵略」に、現場の視点から迫る
内容説明
1979年、戦後の疲弊したベトナムに中国が侵略した「中越戦争」。この戦争を糾弾し続けた「赤旗」特派員・高野功は、35歳で銃弾に散った。現場に居た日本人報道写真家が向き合い続けた、侵略戦争の本質とは?
目次
第1章 中越戦争
第2章 ベトナム侵略戦争
第3章 枯葉剤
第4章 ウクライナとベトナム、米・ロによる侵略の手口
第5章 戦争とジャーナリスト
第6章 カンボジアに行く
著者等紹介
中村梧郎[ナカムラゴロウ]
フォトジャーナリスト。1940年生まれ。1970年以降ベトナム戦争を取材。戦後は枯葉剤問題も追及。1999~2004年岐阜大学地域科学部教授(ジャーナリズム論、環境文化論)。1983年ニコン第8回伊奈信男賞。1995年日本ジャーナリスト会議JCJ特別賞、2005年第1回日本科学ジャーナリスト賞。2007年ニューヨークでマグナム創立60周年記念招待作家として枯葉剤写真展、全米巡回。現在、JCJ代表委員、日本写真家協会会友。現代写真研究所副所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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