出版社内容情報
弱者のために、社会のために――
タバコをめぐる社会認識を塗りかえた嫌煙権運動
旗振り役となった弁護士、挑戦の45年
推薦
「受動喫煙被害の深刻さと対策の遅れの原因に迫る、渾身の論稿!」渡辺文学氏(「禁煙ジャーナル」編集長)
「現場主義に徹し法廷に挑む姿勢 若き法律家にお薦めの一冊」古城英俊氏(弁護士)
「70歳を過ぎてピアノコンクールにチャレンジ Bronze賞は驚き!」ミハウ・ソブコヴィアク氏(ピアニスト・福島学院大学教授)
内容説明
タバコをめぐる社会認識を塗りかえた嫌煙権運動。旗振り役となった弁護士、挑戦の45年。
目次
第1部 逆転法廷への挑戦(強姦致傷被告事件の逆転無罪判決;ピアノ演奏の差し止め裁判―ピアニストの運命;初心者に追突された準指導員スキーヤーの大逆転勝利;都児童相談センターに息子を奪われた東大名誉教授;たばこ病訴訟と裁判官の責任―結審直前の裁判長更迭の意味するもの ほか)
第2部 受動喫煙被害は人権侵害(嫌煙権の原点は人間の尊さ―著名人の“反・嫌煙権”の珍説、暴論概観;受動喫煙は“虐待”である;喫煙する医師は、医師失格である!;大麻取締法とたばこ事業法の大矛盾;米国たばこ会社の敗北と日本の将来展望 ほか)
著者等紹介
伊佐山芳郎[イサヤマヨシオ]
1965年、中央大学法学部卒業。2001年、ノースイースタン大学ロースクール客員研究員。東京弁護士会所属。「嫌煙権確立をめざす法律家の会」を結成し、喫煙規制を呼びかける。1980年、国鉄・国・日本専売公社を相手に「嫌煙権訴訟」を起こす。列車・飛行機や公共施設などの禁煙分煙化、飲食店などの禁煙席設置を促すきっかけとなる。1998年に国と日本たばこ産業およびその歴代社長を相手に、たばこが原因による疾病に対する製造物責任を問う「たばこ病訴訟」(正式名称:たばこ病損害賠償等請求事件)を起こす。2017年、第19回ショパン国際ピアノコンクール(in ASIA)東京大会ショパニストS部門Bronze賞、2018年第14回エリーゼのためにピアノコンクール奨励賞、2019年第10回ヨーロッパ国際ピアノコンクール(in Japan)ファイナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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