2枚のコイン―アフリカで暮らした3か月

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2枚のコイン―アフリカで暮らした3か月

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  • サイズ A5判/ページ数 125p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763409744
  • NDC分類 726.1
  • Cコード C0098

内容説明

“泥棒”はいつも、「金」目当て―大国による搾取が蝕む、美しい世界。17歳、片時もスマホを手放せない“今どきの若者”マル。ボランティア支援リーダーの母親に連れられて、スペインからセネガル北部、ウォロフ族の村にやってくる。そこは、マルの知らない自由で彩られていた。「みんなで所有すれば、貧しさで死ぬ人なんかいない」本当の豊かさとは、支援とは。SDGsを考えるヒントが詰まった、スペイン発グラフィックノベル。

著者等紹介

タマリット,ヌリア[タマリット,ヌリア] [Tamarit,N´uria]
スペインのイラストレーター・グラフィックノベル作家。1993年バレンシア・ビジャレアル生まれ。バレンシア工科大学美術学部在学中から多数の同人誌に参加、各地で展覧会を開き、2016年『村よ眠れ Duerme Pueblo』(シュリア・ビセンテ共著)で作家デビュー。同年『アベリーのブルース Avery’s Blues』(アングックス共著)でカルロス・ヒメネス賞最優秀新人賞および最優秀表紙デザイン賞受賞。『2枚のコイン―アフリカで暮らした3か月』でバレンシアグラフィックノベル大賞を受賞した。子ども向け書籍のイラストも多数手がける。バルセロナ在住

吉田恵[ヨシダメグミ]
1967年神奈川県生まれ。慶應義塾大学文学部史学科東洋史専攻でイスラーム・スペインを研究。卒業後スペインへ留学、マドリード・コンプルテンセ大学外国人コース等修了後、バルセロナで日本企業駐在勤務。帰国後、編集プロダクション勤務を経てフリーライターに。現在は翻訳やスペイン語書籍関係の仕事に関わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

32
スペインからママに無理やりセネガルに連れてこられた17歳の女の子が、3か月をアフリカで過ごし様々な体験をしていくお話です。93ページの高い空にこだまするビラネの言葉が染みわたりました。みんな、過干渉されては自立できないけれど、そもそも西洋とすべてを同化させることに意味はあるの?…マレーシアの女の子がうちでスカーフを取ってうっかり写真を撮ってしまった後、決して人に見せないでって言ったときの気持ちを思い出しました。彼女が信じることが人を傷つけないのなら、一緒に笑って過ごしたいと。面白かった。2021/08/26

くさてる

20
バンドデシネ。母に連れられてアフリカ、セネガルにやってきたスペインの17歳の少女、マル。スマホが手放せないいまどきの少女が、セネガルで感じたさまざまなこと、いろんな思い。よくある文明で失われた素朴ななにかをアフリカの大地で見つけ……とかいう話ではなく、もっとシビアで、身近で、共感できて、けれどとても美しく和やかなストーリーだった。日本の漫画絵とはまた雰囲気が違うけれど、素敵な色遣いと読みやすい構成だった。良かったです。2023/03/29

蛇の婿

7
スペインの女の子がアフリカで3ヵ月を過ごす話。私には『のらくろ』あたりの表現的にまだ貧しい頃の『漫画』にしか見えなかったが、どうもグラフィック・ノベルという形式の本らしい。物は言いよう。そして面白いか面白くないかで言うと面白くない。SDGsだって解説にあるけど違うよな。これは単になじみのない文化に触れた女の子がその文化を受け入れて、『これはこれであり』だと思う話に過ぎない。スペインの漫画文化がもっと発展しますように。解説で大いに白けさせてもらった。私にとってはいろいろ残念な本。2023/05/27

Ayakankoku

6
読みやすさ読みにくさでいったら、読みにくさが勝る。どんな視点で物事をみるのかによって正解は変わる。2024/11/30

AYA

4
「私、ここに来るのが怖かったんだ。死んじゃいそうな人や、どうしようもない人を助けるんだとおもって。でもちょっと思うんだ。あんたたちの方が恵まれてるし、それに私たちよりずっと立派だって」17歳の白人の少女の目を通してアフリカを感じる作品。2021/10/29

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