「ゼロトレランス」で学校はどうなる

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「ゼロトレランス」で学校はどうなる

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  • サイズ A5判/ページ数 113p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763408341
  • NDC分類 375.2
  • Cコード C0037

内容説明

ささいなことから「別室指導」や警察沙汰に追い込まれる生徒たち。広島県、新潟県など全国で多発する生徒の自殺案件から警鐘を鳴らす―。アメリカから輸入された「無寛容」政策。教育破壊のゼロトレランスを、学校から追い出そう。

目次

1部 ゼロトレランスとはなにか(日本におけるゼロトレランス政策)
2部 広島県福山市のゼロトレランス実態(広島県福山市におけるゼロトレランスに基づく学校教育の全体像;生徒指導規程は学校と教育をどこへ導くのか)
3部 ゼロトレランス理論の誕生と教育現場への導入―対抗の可能性はどこにあるか(アメリカのゼロトレランスと学習スタンダード―教育の市場化と特権化;心理臨床から考えるゼロトレランス―子ども・青年の発達はどうなるのか?そして私たちにできることは?)
参考資料 いじめ、体罰に思うこと―暴力の文化から平和の文化へ

著者等紹介

横湯園子[ヨコユソノコ]
前中央大学教授、元北海道大学教授。臨床心理士。国立国府台病院児童精神科病棟児対象の治療的教育に関わり、都道府県長期研究生として東京大学教育学部にて研究。千葉県市川市教育センター指導主事を経て、女子美術大学助教授、北海道大学教授、中央大学文学部教授。定年退職後はフリーの心理臨床家として子ども・青年の諸事に関わる。著書多数

世取山洋介[ヨトリヤマヨウスケ]
新潟大学教育学部准教授、子どもの権利条約市民・NGO報告書をつくる会事務局長。新潟大学助教授、ハーバード・ロー・スクール「ヒューマン・ライツ・プログラム」客員フェローを経て現職

鈴木大裕[スズキダイユウ]
教育研究者/NPO法人SOMA副代表理事。16歳で米ニューハンプシャー州の全寮制高校に留学。コールゲート大学、スタンフォード大学教育大学院(修士)卒。帰国後は千葉県の公立中学校の英語教諭として勤務。コロンビア大学教育大学院博士課程を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ゆう。

34
ゼロトレランスは、学校のなかであらかじめ決められた「指導」のもとに、子どもたちの発達や人格を無視して一方的に行われる「罰」です。「指導」に従わなければ、学校への登校を許さなかったり、下校指導をしたり、別室指導をしたり、安易な警察への通報など、子どもの学習権を侵害しながら行われます。米国で生まれたものですが、日本の学校社会の中に根付き、文科省も推奨しています。この思想の背景には新自由主義的教育があり、それを維持するためにゼロトレランスを活用する仕組みになっているのだと学べました。いかに抗するかが課題です。2018/01/13

虹色スカート

7
学校における安全の維持を目的として、非違行と罰の事前のルール化。罰の適用されるべき非違行の軽微なものへの拡大。軽微な非違行為への停・退学のほか学校内隔離などの思い罰の適用、および、ルール例外なき適用を求める思想または政策。2018/01/28

鵜殿篤

0
最近、大阪のある高校が行った、黒髪指導に名を借りた人権侵害が大きな問題となった。事件そのものに対するコメントは控えるが、世間の人々が漏らした感想はなかなか興味深かった。多くの人が「80年代の管理教育じゃあるまいし、21世紀になって時代遅れな」という感想を述べていた。そういう感想を抱いた人は、本書を読めばきっとガッテンすることだろう。報道の通りなら、あの学校の姿勢が「ゼロトレランス」だ。ゼロトレランスは、トレランスがゼロということ。トレランスとは「寛容」という意味で、つまり「寛容をゼロにせよ」ということだ。2017/11/24

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