内容説明
ささいなことから「別室指導」や警察沙汰に追い込まれる生徒たち。広島県、新潟県など全国で多発する生徒の自殺案件から警鐘を鳴らす―。アメリカから輸入された「無寛容」政策。教育破壊のゼロトレランスを、学校から追い出そう。
目次
1部 ゼロトレランスとはなにか(日本におけるゼロトレランス政策)
2部 広島県福山市のゼロトレランス実態(広島県福山市におけるゼロトレランスに基づく学校教育の全体像;生徒指導規程は学校と教育をどこへ導くのか)
3部 ゼロトレランス理論の誕生と教育現場への導入―対抗の可能性はどこにあるか(アメリカのゼロトレランスと学習スタンダード―教育の市場化と特権化;心理臨床から考えるゼロトレランス―子ども・青年の発達はどうなるのか?そして私たちにできることは?)
参考資料 いじめ、体罰に思うこと―暴力の文化から平和の文化へ
著者等紹介
横湯園子[ヨコユソノコ]
前中央大学教授、元北海道大学教授。臨床心理士。国立国府台病院児童精神科病棟児対象の治療的教育に関わり、都道府県長期研究生として東京大学教育学部にて研究。千葉県市川市教育センター指導主事を経て、女子美術大学助教授、北海道大学教授、中央大学文学部教授。定年退職後はフリーの心理臨床家として子ども・青年の諸事に関わる。著書多数
世取山洋介[ヨトリヤマヨウスケ]
新潟大学教育学部准教授、子どもの権利条約市民・NGO報告書をつくる会事務局長。新潟大学助教授、ハーバード・ロー・スクール「ヒューマン・ライツ・プログラム」客員フェローを経て現職
鈴木大裕[スズキダイユウ]
教育研究者/NPO法人SOMA副代表理事。16歳で米ニューハンプシャー州の全寮制高校に留学。コールゲート大学、スタンフォード大学教育大学院(修士)卒。帰国後は千葉県の公立中学校の英語教諭として勤務。コロンビア大学教育大学院博士課程を経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ゆう。
虹色スカート
鵜殿篤