内容説明
イギリスのEU脱退、現実味を増す地域独立運動、収束の見えない中東情勢、そしてトランプ現象…民主主義の機能不全ともいうべき数々の現象は、化石燃料をエネルギーに経済成長を宿命づけられたEdition3時代の「終わりのはじまり」にすぎない。その先に広がるEdition4の時代を生き抜くために、本当に必要な技術、知、そして身体性とは―気鋭の論客が鮮やかに時代を射抜く、「実践的」文明論。
目次
序章 時代を見通す新たな視点
第1章 ポスト・イージーオイル時代の到来と国際社会
第2章 グローバル化の進展と逆流
第3章 逆風に晒される国家と民主主義の将来
第4章 都市の未来
第5章 デジタルとアナログの間
第6章 エディション4時代を私たちはどう生きるのか
著者等紹介
山本達也[ヤマモトタツヤ]
清泉女子大学文学部地球市民学科准教授。一般社団法人Edition4 Studies代表理事。NPO法人もったいない学会理事。1975年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。博士(政策・メディア)。シリア国立アレッポ大学学術交流日本センター主幹・客員研究員などを経て現職。日本学術会議エネルギーと科学技術に関する分科会エネルギーガバナンス小委員会委員、日本工学アカデミー自然エネルギーのガバナンス検討部会委員などを兼任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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