国策通信社『同盟』の興亡―通信記者と戦争

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  • サイズ A5判/ページ数 789,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784763407085
  • NDC分類 070.19
  • Cコード C3036

内容説明

アジア太平洋戦争下、史上空前の規模を誇り、戦時報道をになった同盟通信。異能の記者たちは、戦争へとひた走る時代とどう向き合い、どう抗い、流されていったのか?日中関係の緊張、秘密保護法の制定、憲法9条の解釈改憲と戦前に酷似する状況のなか、同盟通信の興亡から何を学ぶべきか?東アジアで繰り広げられたメディア戦を俯瞰しつつ、同盟通信の誕生、膨張と崩壊をたどり、メディア研究の空白にせまる。

目次

第1部 通信社の揺籃時代(電通、国際、東方の時代;聯合・電通競合時代)
第2部 日中戦争と同盟の形成(同盟の成立;日中戦争と同盟;中国での情報戦;強まる原論統制;南方に支局を展開)
第3部 アジア太平洋戦争下の同盟(真珠湾攻撃の報道;開戦と記者たち;開戦後の上海メディア;メディアの「大東亜共栄圏」;日米交換船;国際電波宣伝戦;海外局を新設;「敵性情報」の傍受)
第4部 敗戦と同盟解散(八月一五日までの三週間;同盟解散)

著者等紹介

鳥居英晴[トリイヒデハル]
1949年、東京・武蔵野市生まれ。1972年、慶応大学経済学部卒業、共同通信社入社。社会部、新潟支局、ラジオテレビ局報道部、国際局海外部。2002年、退社(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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国策通信社同盟の興亡を読ませていただきました。 同盟通信社の誕生から解散までの経緯を紹介した書籍です。 現在の共同通信社、時事通信社、そして電通の元になる組織で戦時下では報道の中枢を担っていました。 戦時中の混乱期に同盟のジャーナリスト達の奮闘が描かれた作品です。2018/07/29

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