内容説明
16世紀朝鮮王朝中期、ひとりの女性が国王中宗の主治医に抜擢された…。そのことを可能にした彼女の生き方とは?儒教的朱子学的伝統の中に、主体的人間像を生んだ同時代ルネサンスとの共鳴を探る。
目次
韓流時代劇ドラマへの関心
1(ドラマの人間像の輪郭;歴史の制約のもとでの人間としての女性の生き方―チャングムの場合)
2(儒教・朱子学における「好奇心」の思想史的位置づけ;ルネサンスにおける「好奇心」の思想史的位置づけ)
3(朝鮮王朝における歴史の制約への態度―趙光祖について;道徳と政治との関係―思想史における知的探究の“まなざし”の展開 ほか)
4(愛;人間としての女性と歴史)
著者等紹介
幸津國生[コウズクニオ]
1943年、東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。都留文科大学勤務をへて、ドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得)。現在、日本女子大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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