金持ちはますます金持ちに 貧乏人は刑務所へ―アメリカ刑事司法制度失敗の実態

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金持ちはますます金持ちに 貧乏人は刑務所へ―アメリカ刑事司法制度失敗の実態

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  • サイズ A5判/ページ数 347p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784763406217
  • NDC分類 327.953
  • Cコード C0036

内容説明

万引数回で懲役50年…群れをなして刑務所に入る貧しい人々。労働者を死に追いやり、庶民に巨額の損失をおしつけて、めったに罪に問われない経営者たち。放置される貧困ととめどなく拡がる格差。法制度が正義をとりもどす条件とは?「犯罪」に見るアメリカ社会の絶望的格差。

目次

はしがき―鏡の国の刑事司法、あるいは負けるが勝ち
第1章 アメリカの犯罪抑制―失敗が失敗を生む
第2章 何と呼ぼうと犯罪は犯罪
第3章 そして貧乏人は刑務所へ
第4章 戦利品は勝利者の手に―犯罪との戦いの敗北によってだれが勝利するのか?
結論 正義の司法か、犯罪的司法か

著者等紹介

ライマン,ジェフリー[ライマン,ジェフリー][Reiman,Jeffrey]
ワシントンD.C.アメリカン大学ウィリアム・フレイザー・マクダウェル記念哲学教授。1942年ニューヨーク市ブルックリンで生まれ、1963年クイーンズ大学で哲学士を取得、1968年にペンシルバニア州立大学で哲学博士号を得た。1966年から1967年までフルブライト奨学金でインドに滞在。1970年よりアメリカン大学司法行政センター(現在の行政大学院の司法法律社会学部)に勤務。数年間、同大学の司法プログラムと哲学宗教学部の教職を兼務した後、1988年哲学宗教学部の正教授の地位を得、哲学社会政策修士課程の学科長に就任

レイトン,ポール[レイトン,ポール][Leighton,Paul]
イースタン・ミシガン大学社会学人類学犯罪学部教授。1986年ニューヨーク州立大学アルバーニ校で犯罪学士を取得。グライム・ニューマンの指導により、法学校からアメリカン大学司法法律社会学部へ転進。同校でジェフリー・ライマンと出会い、その著書『金持ちはますます金持ちに 貧乏人は刑務所へ―アメリカ刑事司法制度失敗の実態』の第4版の改訂を補助。以降すべての改訂版の出版に携わってきた。1995年アメリカン大学の社会学と司法で博士号を取得。『批判的犯罪学―国際ジャーナル』の北アメリカ編集長であり、アメリカ犯罪学会批判的犯罪学部門から年間最優秀批判的犯罪学者に選ばれた

宮尾茂[ミヤオシゲル]
東京大学工学部卒業。マサチュセッツ州ボストン大学社会科学系大学院(Metropolitan College)修士課程修了、刑事司法専攻。(株)アート研究所代表取締役社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うえ

5
訳者あとがき「アメリカでは街路犯罪も深刻である。その原因は、銃と違法薬物が国中に蔓延していることにある。わが国では、厳しい銃規制と薬物取締りの結果、米国で犯罪の温床とも言われているこの二要因に関しては、幸いなことに、未だアメリカほど重症化していない。わが国で、違法薬物がこれ以上拡散しないようにするためには、著者の主張と正反対であるが、今の段階で違法薬物の更なる取締強化と厳罰化が必要であろう。その理由は、覚せい剤取締り法違反で検挙された者の約五割は暴力団構成員であり、暴力団の資金源になっていること」2017/04/28

抹茶ケーキ

0
マルクス主義犯罪学者の教科書。刑事司法は特権階級の地位を守るために整備されており、その中で低い階級の人々は犯罪を通して取り締まられ、それを通じて低い地位のままに留め置かれていると主張。刑事司法のすべてがそういう階級維持的な機能を果たしているとは思わないけど、何にせよ重要な側面を指摘していると思う。ただ、訳者あとがきで「覚醒剤は厳格に取り締まるべき」と主張されていることからうかがえるように、刑事司法による統制への信頼と犯罪への反感・不安には根深いものがあるので、論理的な批判では不十分なのだろうなとも感じる。2017/05/01

christinayan01

0
金持ちが犯す複雑な罪はカネでどうにでもなるが、貧乏人が犯す事が多いとされる窃盗や強姦は軽くなることはない。 警察としては、10億円の高度な犯罪を企てる金持ち1人を長時間かけて捜索するよりも、10万円を奪おうとする貧乏人を1万人をとっ捕まえる方が手っ取り早い上に成果になる現実。 こんなことを繰り返すことで「貧乏人は危険な存在であり、牢屋にぶち込んどけばよい」という偏見や風潮が作られる。 究極的には「貧乏人とは社会が生んだのではなく、彼ら自身の腐敗によるものだ」と思わせる金持ちたち。何が正義なのだろうか。2016/11/29

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