内容説明
ロンドンを引き払い、南仏に移り住んだ元広告マンがつづる至福の体験。イギリス紀行文学賞受賞の珠玉のエッセイ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ワッピー
41
秋の食欲読書会のために再読。シニカルな英国人が、頑固でクワセモノで一筋縄ではいかない生え抜きの人々と交流し、カオスなプロヴァンス生活に馴染んでいく様子を描いていて、当時はプロヴァンスに行ってみたいと夢見ていたものでした。アングロサクソンのクールなビジネス感覚と対極にあるローカル・ラテンのユルさとしたたかさは、当時は異質に感じたものですが、今や日本もこうあるべきではないだろうか?と思えるようになりました。黄金色のオリーブ油とうまそうな料理のオンパレードかと思ったら、そうした描写が少なかったのは意外でした。2021/10/12
yyrn
25
30年前に読んだ人も多いのではないか?部屋を掃除していたら見つけて懐かしく手に取った。▼イギリス人の作家がフランスのプロヴァンス地方を気に入り、ぶどう農園付きの農家を買取って妻と移住した一年間を、リフォームに難儀しつつユーモラスに紹介している本。食事を何事にも優先させる田舎のフランス人気質に振り回されつつ、美味しいものに目がない作者がどんどん馴染んでくる様や季節の移ろいを旬の料理やワインとともに紹介していたり、夏季休暇に入れ入れ替わり立ち代わりやってくるロンドン時代の友達らの我がままに手を焼いたり。⇒2023/04/25
ポルトン
21
鉛管工ムッシュ メニクーシがいい味出してます! まるで映画マネーピットのようにリノベーションされるピーターメイルの家 w 登場するすべてのフランス人がやたらキャラ立ちしてて面白い。都会人からみた田舎暮らしの新鮮さと料理、ワインの紹介がやたら詳しく想像と食欲を掻き立てららます! ちなみにドラマ化されてレンタルDVDも出てるんですね〜知らんかったw2017/07/22
eriko*
10
数年前、持っていた本の9割方処分した時に、生き残った一冊。いつかプロバンスに行く前ににまた読み返すぞ、という気持ちがあったからだ。この本を読んだから「いつか」っていう気持ちはいつもこころのどこかにあった。そしていつかはやって来た!まだ先だけど、計画は具体化している。って全然感想じゃないけど。 25年、っていうのもあるのね。そちらも読まなくては!2025/11/26
ルス
5
読了しました。2025/11/19




