内容説明
キリスト教文化圏に生まれた『ロミオとジュリエット』『若きヴェルテルの悩み』『カストロの尼』、儒教的文化圏にはぐくまれた『曾根崎心中』『春香伝』。韓国ドラマ『冬のソナタ』を、魅力あふれる男女が織りなすこれら東西の恋愛悲劇の伝統の合流点に位置づけ、若きヘーゲルの思索、「愛による運命との和解」という希望を現代に探る。
目次
本書の問い
1(ドラマ『冬のソナタ』の「いま」;ドラマの中の「愛」と「運命」)
2(「愛」・「運命」の語義と概念史;「愛」と「運命」との関係についての文学作品の描写;「愛」と「運命」との関係についての若きヘーゲルの思想)
3(ドラマ『冬のソナタ』における「愛による運命との和解」;本書の問いへの答え―『冬のソナタ』から学ぶこと)
著者等紹介
幸津國生[コウズクニオ]
1943年東京生まれ。東京大学文学部卒業。同大学院人文科学研究科博士課程単位取得。都留文科大学勤務をへてドイツ・ボーフム大学ヘーゲル・アルヒーフ留学(Dr.phil.取得)。現在、日本女子大学勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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