内容説明
水俣病公式確認50年悲劇は終わっていない。大量切りすて政策を裁いた司法。新たに救済を求める被害者が4000人を超え、1000名を超える人々が訴訟に立ち上がった。世代を超える汚染は、いまも住民の体を確実にむしばんでいる…。
目次
なぜシンポジウムを開いたのか
すべての水俣病患者の救済を求めて―〇六・六・一一総決起集会
水俣病問題と司法の役割―水俣病公式確認五〇年シンポジウム
水俣病裁判と司法の役割―第一次訴訟を中心として
水俣病診断基準の変遷と到達点
水俣病から国が学ぶべき教訓
特別報告「スモン・水俣・ヤコブ・イレッサと司法」
一次闘争と輔佐人の活躍
公害裁判における公害弁連の役割
水俣病第三次訴訟第一陣の控訴審を担当して
水俣病第三次訴訟第一陣第一陣判決後の推移
国会から見た水俣病公式確認五〇年
国策をバックにしたチッソの企業活動
ノーモア・ミナマタ国賠等訴訟について
ノーモア・ミナマタ国賠訴訟を起こして
環境省はどこを向いているか
水俣に、産廃はいらない!