内容説明
進行中の“構造改革”を、社会正義と権利論を中心に、法の視点から徹底解剖。今日における独禁法の意義を解明し、裁判員制度など司法改革の問題点も鋭く分析。
目次
第1部 現代の法と社会(日本社会の「近代化」と「法化」;近代法における「共同性」の「発見」;裁判員制度の批判的考察;「司法改革」と司法官の自治と独立―第二次ベルルスコーニ内閣における司法の危機;現代日本社会と規制緩和―故・本間重紀『暴走する資本主義』に学ぶ ほか)
第2部 独禁法・独禁政策上の諸問題(独占禁止法違反の民事的規制措置の検討―独占禁止法の規制措置体系検討の一環として;農業協同組合とシャーマン法;インドネシアにおける競争法の成立と構造―アジアにおける競争法の受容と課題;弁護士報酬、広告と反トラスト法;協調行動の予防としての水平型合併規制―米国反トラスト法の実務)
著者等紹介
丹宗暁信[タンソウアキノブ]
元北海道大学教授。現在、丹宗独占禁止・知的財産法律事務所・弁護士
小田中聡樹[オダナカトシキ]
東北大学名誉教授。現在、専修大学教授
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