内容説明
砂漠にはえていた、小さなサボテンが、満月の夜、仲間を探しにあるきはじめます。プロレスをきっかけに町で出あったひげのおじさんといっしょにオンボロじどうしゃにのって、サボテン人間の国へしゅっぱつ。二人は、曲芸をしながら、砂漠の町をまわりますが、オバケのいる町に迷いこんでしまいます…。子どもから大人まで。
著者等紹介
たむらしげる[タムラシゲル]
1949年東京生まれ。桑沢デザイン研究所修了。詩情とユーモアのある独自の世界をメディアの枠をこえて発表している。画集『メタフィジカル・ナイツ』(小学館絵画賞)、映像『銀河の魚』(毎日映画コンクール大藤信郎賞)、『クジラの跳躍』(文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞)などの作品がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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野のこ
38
サボテンぼうやが可愛い!子どもらしく好奇心旺盛でピュアな心がくすぐったい。砂漠から足をぬいて間もないのに、うにせんべいとマロングラッセ好きとは、なかなか通かも(笑) おじさんとのやりとりが面白かったです。漫画や一面に絵もあって楽しかったし、絵の雰囲気もよかった。サボテンの仲間、見つかるといいね。2018/01/29
ふじ
20
今日の本はジャグリングに縁がある。ツタヤ図書館で。冒頭、サボテンが旅に出るシーンで某教育番組のサボさんが頭をかすめる。彼はイスと人間の子守に落ち着いたけど、こちらのサボテン坊やは人間界には馴染まず、歩くサボテンの仲間を探す旅に出る。が、最後まで見つからなくてびっくり。プロレスラーになったり蛇使いになったりジャグリングしたり…彼の冒険は忙しい。2018/09/02
寺島ヒロ
1
最近6歳の娘がはまって、私の実家から発掘してきたので再読しています。シュールでエスプリが効いてて、どこまでも自由で・・・やっぱり素敵。2013/07/01
atota
1
姉が借りてきたのを5歳児がはまって、何度も読みきかせました。本人も暇があればながめてるくらい。漫画と絵本の組み合わせ風なところがよかったのかも。ネタバレだけどそして旅は続くって読後感いいです。2011/09/25
llll'
0
.2023/05/04