内容説明
球場の「騒音」はもう限界だ。野球は推理するスポーツ。一瞬の静寂が最高のプレーを生みだす。鳴り物応援を追放しよう。
目次
1 私設応援団はいらない―プロ野球の応援をみなおす(アメリカ大リーグでは;トランペットはいつから;町の騒音、交通機関の騒音;下田コミッショナーの提言;「球音を楽しむ日」 ほか)
2 鳴り物入り応援廃止論―球音を楽しむ(騒々しい野球応援は転換期に;三行半の下書き;一瞬の静寂こそが最上の瞬間鳴り物応援はやめるべき;日本の私設応援団はいらない;騒ぎたいならカラオケに行け ほか)
著者等紹介
渡辺文学[ワタナベフミサト]
1937年旧満洲・ハルピンに生まれる。1956年都立千歳高校卒業(3年間硬式野球部で活躍)。1960年早稲田大学文学部卒業(4年間硬式野球部に在籍)。同年卒業後、東京日産自動車販売(株)入社。同社野球部で活躍。1970年「公害問題研究会」結成に参画。月刊誌『環境破壊』創刊。1977年約20年間吸っていたタバコと絶縁(禁煙)した。1979年中田みどりさん提唱の「嫌煙権運動」に参加。「嫌煙権確立をめざす人びとの会」代表世話人に。1985年「たばこ問題情報センター」設立、事務局長に就任。1987年WHO(世界保健機関)から『禁煙運動賞』を受賞。1989年『禁煙ジャーナル』創刊。編集長に就任。1991年平山雄博士に代わり、「たばこ問題情報センター」代表に就任。1996年「球音を楽しみたい」とささやかな取り組みを始める。識者のエッセイや新聞投書などのファイルを開始
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