内容説明
花が美しいのは、誰かのためでも自分のためでもなく、ただいのちのままに、咲きたいように咲いているからかもしれません。光や雨、大地の恵みを受け(時には嵐や日照りなどの試練を受けながら)季節をせいいっぱい咲ききった花は、最後は、花弁をすべて落として実を結びます。愛することと花の在り様は、とてもよく似ているような気がします。散ったあとも、心のなかにいつまでも咲き続けるところまで。わたしの愛が、大切な人の胸に花びらのように降りつもればいいと思います。高学年以上。
目次
第1章 愛の詩(愛;黄昏;名まえ;お願い;おもい ほか)
第2章 花の詩(花;あなたはわたしの空;月と太陽;二ほんの木;猫 ほか)