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内容説明
人生には「壁」がつきもの。でも、越えられない「壁」はきっとない。2010年春スペースシャトル「ディスカバリー号」で宇宙へ、妻であり母である女性宇宙飛行士初の著書。
目次
何とかなるさ!―「まえがき」にかえて
星の夜空―素朴な「好き」という気持ちを大事にする
宇宙は「ふるさと」のようなところ―目の前にあることを一生懸命やる
雑草のなかに咲く花―がんばることは楽しいこと
両親のこと―両親がくれた「安心感」という贈り物
留学―「伝えたいこと」をもっていることが大事
桃太郎より浦島太郎―予測できないことも楽しむ
訓練スタート―いまできることを一生懸命やろう
結婚―「遊び心」をもとう
妊娠―状況は後からついてくる〔ほか〕
著者等紹介
山崎直子[ヤマザキナオコ]
JAXA(宇宙航空研究開発機構)有人宇宙技術部宇宙飛行士。1970年、千葉県松戸市生まれ。東京大学工学部航空学科卒業。同大学航空宇宙工学専攻修士課程修了。2001年9月JAXAで宇宙飛行士として認定。2006年2月NASAよりMS(搭乗運用技術者)としてアジア国籍女性初の認定。2010年3月18日以降打ち上げSTS‐131(19A)ミッションでスペースシャトル「ディスカバリー号」に搭乗予定。現在、訓練を続けながら夫と娘とヒューストンで暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
定年(還暦)の雨巫女。
11
ママも大変だけど、パパや娘さんも大変でしたね。パパの書いた本も是非読みたいなあ。パパの夢も叶うといいなあ。2010/10/27
みんと
9
宇宙飛行士という華々しい職業の裏側では、大変な苦労があることがわかる。家族を持った上での宇宙へいくという決断は、男性でも立ちはだかる壁は大きいのだろうが、女性で、しかも小さな子どもを置いて、長い期間家を空けることの苦労は想像を遥かに超えるものがあるに違いない。実際、旦那さんのメンタルでの病気や、離婚の危機など涙を流したことも少なくないそうだ。そんな時でも、「何とかなるさ!」という強い気持ちを持ち、乗り越えた山崎直子さんの素晴らしさや、支えてくれた家族の温かさが胸を打つ。2010/10/05
べべっち
8
【図書館】ラインホールド・ニーバー、覚えておこう。旦那様もスゴいな…2017/04/18
ライナス
7
著者が、宇宙飛行士の候補者として古川聡氏と星出彰彦氏と共に選ばれた時の記者会見で、「長所は意志の強いところで、短所は多少楽観的なところ」と述べている様に、この二つを併せ持つ人でないと到底乗り越えられない道程であったと思う。候補者になってから宇宙での任務を命令される迄の11年間の生活、訓練の大変さは表紙の明るい笑顔からは想像できなかった。そういえば、現在、TVCMでにこやかに出演されている古川聡氏が候補者同期で、やっと今年宇宙へ行かれたのだと思うとやはり宇宙飛行士って壮大な任務なんだなぁ、としみじみ思った。2011/11/29
沢庵(たくあん)
4
宇宙飛行士・山崎直子さんを支えていた家族。宇宙飛行士を目指す妻と管制官を目指す夫、そして小さい娘。夢の実現と家庭生活の両立。 神よ、変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ(ラインホールド・ニーバー) 星の王子さまからの引用や、高村光太郎の『道程』など山崎さんをささえている言葉が印象的でした。変えることので2010/07/28




