内容説明
長い旅の終わりに、美しい愛の花を咲かせるために。国民詩人・坂村真民が遺した幻の随筆集・三部作。四半世紀の時を越え、新装版として、ここに完結。
目次
第1部 愛の道しるべ(もっとも美しかった母;母恩無限;愛の道しるべ ほか)
第2部 光と風のなかを(はまゆうの花;つゆくさのつゆが光る時;自分の花を咲かせよう ほか)
第3部 生きている一遍(生きている一遍;一遍の海と風の念仏;一遍さんとタンポポ ほか)
著者等紹介
坂村真民[サカムラシンミン]
詩人。1909年熊本県生まれ。二十歳のとき岡野直七郎の門に入り、短歌に精進する。二十五歳のとき朝鮮に渡り教職に就く。終戦後は四国に移り住む。50年、四十一歳のときに詩に転じ、個人詩誌『ペルソナ』を創刊。62年より『詩国』を発行し、一度も休むことなく2004年に五百号に達する。その後、『鳩寿』に改題。91年仏教伝道文化賞受賞。2006年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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