内容説明
生誕百年を迎えた作家・瀬田栄之助を朗読劇で再現した意欲作。瀬田文学の再評価とともに、従来あまり知られていなかった外国人捕虜収容所との関わり、学徒として戦死し『きけわだつみの声』でも知られる実弟・万之助との交遊も紹介。ほか瀬田自身の新聞連載小説『偽りの青春』、ペンネームで書いた『日本にあった外国人捕虜収容所』も収録。
目次
第1章 朗読劇「人道作家・瀬田栄之助の半生」
第2章 偽りの青春
第3章 日本にあった外国人捕虜収容所―一通訳の手記
第4章 瀬田栄之助・万之助の実像を追って
著者等紹介
志水雅明[シミズマサアキ]
四日市市生まれ。三重県立四日市高校・愛知県立大学文学部英文学科卒。賞歴:四日市文芸賞、RM文学賞、三重県文化奨励賞など受賞ほか、地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)。日本文藝家協会会員、四日市・伊藤桂一顕彰委員会会長、四日市地域ゆかりの「郷土作家」顕彰事業委員会会長、中日文化センター「小説家入門教室」講師ほか(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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