新編 男の作法―作品対照版

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784763195852
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

男をみがくとは、どういうことか。「自分」を見つめなおすきっかけを与えてくれる伝説的名著が、新たな編集のもとによみがえる。

目次

1 食べる―店構えの見方から鮨・そばの食べ方まで
2 住む―家の建て方から男をみがく暮らし方まで
3 装う―靴・ネクタイの選び方から男の顔のつくり方まで
4 つき合う―約束の仕方から男を上げる女とのつき合い方まで
5 生きる―仕事の仕方から理想の死に方まで

著者等紹介

池波正太郎[イケナミショウタロウ]
1923年、東京・浅草に生まれる。戦前は証券会社で働き、戦後、都庁に勤めるかたわら新聞社の懸賞戯曲に応募、二年続けて入選し、これを機に劇作家になる。やがて小説に身を転じ、1960年『錯乱』により第四十三回直木賞受賞。『鬼平犯科帳』『仕掛人・藤枝梅安』『剣客商売』などのシリーズにより時代小説に新分野を拓き、1977年第十一回吉川英治文学賞を受賞。1990年病没。食通としても知られ、作品の随所で料理についての蘊蓄が傾けられるほか、名著『食卓の情景』など幅広いファン層を持つエッセイも多い

柳下要司郎[ヤギシタヨウジロウ]
1941年、長野県飯田市出身。県立飯田高校、京都大学文学部卒。光文社にて多湖輝『頭の体操』他を担当。1971年以来、ごま書房にて井深大『幼稚園では遅すぎる』、池波正太郎『男の作法』、邱永漢『株入門』他、数多くのベストセラーを手掛ける。現在はフリーのジャーナリスト・編集者として各社の出版企画に参画。雑誌への執筆も行っている
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

31
★★★★池波正太郎といえば、硬派な歴史モノを描かせれば超一級の昭和の大作家。その彼が考える表題の通り、男の生き方、生き様を記したエッセイ。衣食住に始まり、人や仕事との関わり方から最後は理想の死に方まで、ほんとうに池波流ゆりかごから墓場まで。「男とは」、に徹底的にこだわった、とはいえ無理な理想論ではなく、肩肘張らないとはいえ、肝の据わった生き方には、現代にはない古き良き、とはいえ今でもなお見習いたい理想の『男』像である。ずっと耳の奥で河島英五の「時代おくれ」がしっとりと流れ続けていた、そんな作品である。2016/10/26

kubottar

10
作品対照版とはいうが、どうも蛇足感が拭えない。普通のを読んだほうが良かったか?まあ、作品対照はせずに本編だけ読めばいいのだが・・。一番印象に残ったのは江戸時代と今、の男の違い。死を隣のものと考えてる江戸時代が一番、文化的に優れていたとのことだが、確かにその通りかもしれない。死を忘れている現代、平和かもしれないが男としてはどうなのだろうか?2013/10/05

Tomohisa Fujita

3
読もうと思いながらも読めていない池波正太郎先生。鬼平犯科帳もさいとうたかおの漫画で楽しんではいますが(笑)、原作をちゃんと読んでいこうと思いつつ、ひとまず名著と言われるエッセイを。冒頭の「食べる」の章がなんとも良くて、寿司、そば、てんぷらを食するときの味わい方が絶妙。すきやきのくだりは、食べ方の作法もさることながら、その味を堪能する表現とか、たまらない感じです。江戸時代に醸成された日本男児像がベースと思いますが、周りへの気遣いを大切にする男性像が描かれていて、古臭さを感じるどころか、大変勉強になりました。2013/10/13

藤枝梅安

3
池波さんの小説やエッセイの中の言葉を抜き出した「池波入門本」2009/03/15

noko

2
私は女だ。だけど、女が粋になってもいいでしょ?って事で読んでみた。蕎麦の食べ方とか、食のマナーみたいなのは、参考になった。全体的に池波さんのこだわりが色々分かる一冊でした。頑固親父風な話もあるし、かっこいいから、真似してみようという話もあった。2017/12/24

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