内容説明
頭に一度焼きついた記憶は、本来なくなることはない。それどころか、意志の力でいつでも呼び起こすことができる。記憶に残るものは、注意力がサイズを決め、興味が色を決める―そんな記憶のメカニズムがすっきり理解できるとともに、記憶を目覚めさせる14のレッスンで、あなたの頭に無限のパワーが宿る。
目次
記憶とは何か?
注意力と集中力
印象が大切な理由
目は心の窓である
耳は目よりも優れもの
聴覚を鍛えるエクササイズ
関連の法則とは?
印象に関する13の法則
古代の記憶術に迫る
「テン・クエスチョン・システム」
数字とイメージ
道に迷わない人になる
人の顔の覚え方
名前の記憶術
著者等紹介
アトキンソン,ウィリアム・ウォーカー[アトキンソン,ウィリアムウォーカー]
1862年、アメリカのメリーランド州生まれ。32歳で弁護士のキャリアをスタートさせ、富と名声を手に入れるものの、仕事の重圧から心身を病み、経済的にも破綻する。その後、ニューソート(新思想)運動に傾倒。精神医学や東洋思想、ビジネス、人間関係など幅広いテーマで執筆活動を行い、1932年に亡くなるまでの生涯に100冊以上の著作を上梓する
ハーパー保子[ハーパーヤスコ]
翻訳者。1955年、大阪に生まれる。関西大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mr.チャーリー
46
著者であるアトキンソン氏は、頭に一度焼き付いた記憶は本来なくなることはなく、意思の力でいつでも呼び起こせると言っています。そうだったら、勉強や仕事も苦労しないのになぁ~と、最初は思ってしまいました。読み進んでいくと、まず対象に興味を持ち、注意力を高める。段階を踏んだ訓練と復習。内容はとても示唆に富んでいます。やはり、体を鍛えるのと同様に、記憶力を高めるためには地道な努力が大切なんだと痛感しました。2018/08/14
highsax @ シンガポール
6
★★★★★ 記憶力を良くする方法を学ぶために読んだ。100年以上前の本だが、色褪せていない。まずは、記憶する対象への興味を持ち、注意力を持って鮮明に記憶すべし。そして物事を関連付けて記憶する。例えば、誰でもアルファベットをAからZまで順番に言えるけど、逆に言える人はいない。これは、順番で関連づけて覚えているから。加えて豊富なエクササイズも紹介されていて実践的。今はネットにすぐアクセスできるから記憶を外部に頼ってるけど、仕事では「ちょっと確認します」を連呼してると信頼されない。きちんと記憶力を鍛えよう。2016/08/12
こば
1
記憶したいものに対して注意力や興味を持つことの大切さを説いている。注意力と興味を持って、物事を深く観察しましょう。一つのことを深く観察するのをお勧めしている。名前を覚えたいときは名前由来本を買うとよい。名前に興味が出る。 観察したことは潜在意識に記憶される。潜在意識は広大で自然とは思い出せないので、拾い出す訓練が必要である。これは非常に根気が必要であるが、成果は現れる。練習中は実物を見て確認するのではなく思い出す努力を続けよう。どうしてもだめなら、確認してもう一度思い出す。毎日その繰り返し。2018/11/18
こうきち
1
KindleUnlimitedで読了。毎日の暗記作業と、見たものの特徴を復元する作業はやってみようかな。2018/06/19
Hiromi
1
文: 訳し方が英語の直訳で読みにくかった。内容: 言われてみればその通りか、と気づかされる。特に目新しい情報ではないけれど、実践していくと確実に脳の働きは変わるのだろうな、と言う気はした。2017/03/03