仕事中だけ「うつ」になる人たち―ストレス社会で生き残る働き方とは

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532311230
  • NDC分類 498.8
  • Cコード C0034

内容説明

人間関係のトラブル、過大な業務量、成果主義のプレッシャー―さまざまな職場ストレスが引き起こす適応障害=「社内うつ」を手がかりに、企業内のカウンセリングに長年取り組んできた心理学者と、コンピテンシーに基づく人事制度導入を手がけてきた人事コンサルタントが、ビジネス社会のいまを読み解き、ストレス社会での働き方を提案する。

目次

序章 いま職場で起こっていること
第1章 「社内うつ」が職場に忍び寄っている
第2章 タイプ別に見るメンタルトラブル
第3章 経営改革会社はOK社員もOK?
第4章 転職者三〇〇万人時代の落とし穴
第5章 ストレス社会で生き抜くサバイバル術

著者等紹介

小杉正太郎[コスギショウタロウ]
早稲田大学文学部教授(心理学専攻)、博士(文学)。1939年生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了。1966年から携わった海底居住の心理学的研究を契機として、環境・ストレス・行動をキーワードとする心理学的研究に従事。いくつもの企業にカウンセリングルームを開設し、従業員を対象とした心理ストレス調査と職場適応援助を実施している。心理ストレス研究の第一人者として著作活動も活発におこなっている

川上真史[カワカミシンジ]
ワトソンワイアット株式会社コンサルタント。1962年生まれ。京都大学教育学部教育心理学科卒業。産能大学経営開発研究所研究員などを経て現職。コンピテンシーに基づく人事制度、人材マネジメントに関するコンサルティングや、目標管理制度をはじめとした成果主義的な人事制度の構築・定着を多くの企業において手がけている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こうじ

76
⭐️⭐️⭐️3/5 共感できたり、できなかったり。いったいどうしたらいいんだろうと思ってしまった。企業側がうつに対する原因をもっと考えるべきなのか。確かに病院行ってるだけでは根本的に治る感じしないし、我慢して仕事しても直ぐには治らない。難しいですの〜^_^;2015/07/18

みゃーこ

37
ほんとうの鬱は睡眠障害が、全体的なエネルギー低下がサイン。ミスが増える。うつ病は古今東西人口の0.3%と言われている。脳内のセロトニン神経伝達物質がうまく働かなくなった状態を指す。信任性の鬱状態と適応障害との違いを取り上げ、積極的こーぴんぐにより援助を求める行動に回復のカギがあるという。原因と対策がマッチしなければ解決が期待できない。多発する転職者の面たるトラブルに対応するための内的適応、外的適応の両輪へのアプローチが望まれる。しかし、どうしてこんなに鬱病が市民権を得た時代になりメンタルヘルスマネジメント2015/05/28

ubik

1
コンピテンシー理論の専門家、心理学教授の共著。医者が書いた本ではないです。表題とは違って、リーダーシップ論、組織論、人事論が中心。行き過ぎた顧客主義が社員を滅ぼすとはなかなか良い指摘。2013/07/23

おたきたお

0
カウンセラーの小杉氏と、コンピテンシー論の川上氏の対談集。前半は小杉氏が命名した「社内うつ」を紹介、事例を2人で論じている。課長の過負荷や担当業務のあいまいさなどの問題を指摘し、自分を追い込む環境を指摘。人間関係の問題解決のために人間性を変えようとするのはご法度であるという小杉氏の意見に深く同意する。後半では川上氏が評価力のない上長の弊害、転職とキャリアアップの関連性のなさを指摘。ストレスに対しては、周り(会社内、会社外、家族)からの「ソーシャルサポート」が有効と述べている。概ねすんなり納得できる。2006/01/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22605
  • ご注意事項

最近チェックした商品