出版社内容情報
旅行中に、分刻みで目的地を訪れるような予定を組む時、
人はそれを「忙しい」とは言いません。
むしろ、ほとんどの場合、目を輝かせながら
「なんて、充実した旅なの!」と言います。
一方、仕事となると、1日に2~3個もミーティングが入れば、
人はそれを「忙しい」と感じます。
つまり忙しさは、タスクの量と関係がなく、
単なる心の感じ方であり、幻想なのです。
タスクが多かろうが、少なかろうが、
締め切りが迫っていようが、迫ってなかろうが、
パソコンと睨めっこしていようが、ソファに寝転んでいようが、
どんな状態だろうが、“心が忙しい”と感じているなら、
人はそれを「忙しい」と言い、たくさんのことを諦めていきます。
そして、不思議なことに、暇で退屈な人ほど、
「時間がない」と言っているのです。
本書は、今話題の読書インフルエンサーが
「世界中に存在する科学データ」や
「世界中の本に教えてもらったこと」をもとに、
そんな幻想でしかない「忙しさ」から
抜け出すための方法を書いた本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
速読おやじ
10
「忙しさは心の感じ方」という指摘にハッとし、クロノス時間ではなく、意味のある“カイロス時間”を大切にしようと心に決めた。やりたいことをやるには、やらねばならないことの見極めが重要で、ゴールを明確にすれば選択も変わってくるはず。ToDoではなくWant Toリストを作ろうと思えた。忙しさから抜け出したいのに、どこかで手放したくない――そんな自分の矛盾にも気づかされた。「分かっているけど…」という内容ばかりなのに、今の自分には驚くほど刺さった。経営者で本を年間240冊以上読む著者、それ俺にちょっと近いやん(笑2025/05/03
グレートウォール
5
フロー状態に入るためにはまず時間の概念を忘れないとならない。本気で楽しい時は時間を忘れているものだから。現代社会において時間に縛られないで生きることは至難の業だ。しかし、それでも意識的に時間を忘れることがフローを生み出すのかもしれない。 書かれていることはこれまでの先人の書と同じだが、明確に忙しさは心の捉え方だと言ったことに価値がありそう。2025/05/23
ねね
3
菜瑞さんのInstagramからこの本を読んだ。言っている事は正しいし、正に自己啓発内容。Instagramでも同じ様なことは言っているのでInstagramを見ている人には内容は解るが、本だけだとこうすべきだという考え方ややらなければいけない事が盛りだくさんに感じられてちょっと疲れる。 もう少し内容を減らして深く掘り下げて書いてくれた方が頷けそう。 こう感じてしまうのは 自分がもう自己啓発よりも 自己肯定を求めているからだろうか。 まだまだ元気で頑張りたい人向きな本かもしれない。2025/05/02
rt
3
色々な本を引用しながら、時間に対する考え方が忙しいという幻想を生み出していることを解説されていた。いくつかのワークを応用して自分の思考回路を学べたのは良かった。 もう少し著者の経験とかが書かれているとより面白かったと思う。2025/04/26
するめ
2
出先で買った本。タイトルに惹かれた。「目標は小さくする」「todoではなくwant do リストを毎朝作る」取り入れていこう。2025/05/31