出版社内容情報
ちょっぴりこわくて、おもしろい!
フランス発ベストセラー
辻仁成さん翻訳絵本
たまごの なかはね、
しずかで、くらかったんだ。
たまごの からを わって、
おそとに でてみたら、
ぼくひとりじゃなかったので、
びっくりしたんだ。
――12個のたまごがあり、
12匹のいきものがうまれていきます。
ヘビは、おなかをすかせていて……?
予想外の展開に、子どももおとなも
釘づけになること間違いなし。
何度も楽しめる、ユニークな絵本です。
新進気鋭の女性作家がカラフルに描く、
愛らしい生きものたちの世界。
翻訳は、フランスを拠点に活躍する
作家の辻仁成さんです。
★対象年齢:2歳くらいから、おとなまで
【訳者あとがき】
『たまごのあと』は、正確には「たまごから生まれたあとの世界」を描いている。いろんなたまごから生まれた様々な生き物が、弱肉強食の世界の中で「自分らしさ」を見つけていく。自然界の厳しさを、ブラックユーモアをまじえ、時に、くすっと笑わせる。
たまごのなかは、安全だったが、そとにでた「あと」こそが人生なのだ、ということを作者は届けたかったに違いない。
幼いお子さんたちが、微笑みながら、少しずつ世界のことを知っていく、成長の入り口!
――辻 仁成(作家)
世界中で話題!
◎子どもたちが投票する、ベルギーの有名な賞
「ヴェルセル賞」の最終候補作!
(2021年、34,350人が投票)
◎フランスをはじめ、ポルトガル語、
イタリア語、スペイン語、カタルーニャ語、
バスク語、ガリシア語に翻訳出版!
【目次】
内容説明
フランス発ベストセラー。辻仁成さん翻訳絵本。「え?うそ!」の声、続出!ちょっぴりこわくて、おもしろい!たまごのなかは、安全だったが、そとにでた「あと」こそが人生だ。子ども34,350人が選ぶ!ヴェルセル賞(ベルギー)最終候補作。
著者等紹介
スキラーリ,エマ・リディア[スキラーリ,エマリディア] [Squillari,Emma Lidia]
作家、イラストレーター。1991年、北イタリアでアメリカ人の母とイタリア人の父のあいだに生まれ、本に囲まれて育つ。ボローニャ美術アカデミーでイラストレーションを学び、卒業後はイタリア国内外で絵本を出版。ボローニャの自宅にて、ポッドキャストを聴いたり、植物や猫の世話をしたりしながら、水彩画に取り組んでいる
辻仁成[ツジヒトナリ]
作家。1989年『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞を受賞。97年『海峡の光』で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人としてはじめて受賞。料理に関する著書にも人気が集まる。現在、パリとノルマンディを往き来する日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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